1974年より、ティファニーから数々の名品を生み出した伝説のデザイナー、エルサ・ペレッティ。有機的かつ官能的なフォルムを得意とする彼女のデザインは、自身の豊かな人生を映し出すかのように圧倒的な存在感と魅力を放つ。1940年にフィレンツェの名家に生まれ、ローマやスイスで教育を受けたのちにインテリアデザインを専攻。1969年にニューヨークに渡ると、モデルとして活躍しながらジュエリーのデザインを手がけるようになる。アンディ・ウォーホルやトルーマン・カポーティをはじめとする社交界の中心人物たちとの交流は、彼女の才能をさらに刺激したに違いない。特に時代の寵児であったファッションデザイナー、ロイ・ホルストンとの数々のコラボレーションはエルサのスターとしての地位を不動のものにしていった。ティファニーが、デザイナーとしてエルサ・ペレッティを迎えてからは、“ボーン カフ”、“ダイヤモンド バイ ザ ヤード™”、“オープン ハート”、“ビーン デザイン”など、数々のアイコニックな作品を発表し、ジュエリー界に革命を起こす。この“ボーン カフ”は、エルサが少女時代に17世紀ローマのカプチン派修道会の地下聖堂を訪れた時の衝撃や、アントニオ・ガウディのカサ・ミラをデザインに表現したもの。完璧なフォルムもさることながら、人間工学に基づきながら左右の手首に自然に馴染み、身体と一体化するようにデザインされた名品だ。同コレクションの新作“ボーン リング”と、潮の満ち引きにインスピレーションを得た“ハイ タイド ピアス”を合わせ、エルサ・ペレッティの美学に包まれたい。

「エルサ・ペレッティ™」〈18K、YG〉ボーン リング￥737,000・スモール ボーン カフ￥2,915,000・ハイ タイド ピアス￥566,500／ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク（ティファニー）・ニット￥26,400／ハルミ ショールーム（ヴェニット）

1883年に誕生した、パドロック（南京錠）のブローチから着想したジュエリー「ティファニー ロック」。大切なものを守る鍵のように、絆の繋がりを象徴するジュエリーだ。クリーンで繊細なラインが際立つコレクションは、“ルールはない。すべての人へ”という思いから、ジェンダーレスなデザインに仕上げられている。18Kイエローゴールド、18Kローズゴールド、18Kホワイトゴールドによるプレーンなモデルと、ダイヤモンドをあしらったモデルを展開。写真のペンダントは、地金の半分にパヴェ ダイヤモンドをセットしたデザイン。パヴェ ダイヤモンドをちりばめたリングや、横顔をグラフィカルに映し出すピアスとともに、タイムレスなジュエリーを肌に重ねたい。

「ティファニー ロック」スモール ペンダント〈18K、WG、ダイヤモンド〉￥687,500・ミディアム ピアス〈18K、WG〉￥731,500・スモール リング〈18K、WG、ダイヤモンド〉￥946,000／ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク（ティファニー）・カーディガン￥74,800／CFCL OMOTESANDO（CFCL）