【カナコ サカイ】2025年夏の新作をエディターが試着！ 今季のイチオシを徹底解説 #SPURSHOP

デコルテコンシャスな定番Tシャツ

エディターAKIYAMA（以下A）　待ってました！ ファッション界でも愛好家が多いカナコ サカイは、毎シーズン気になるアイテムが必ずあるので、新作を実際に試着できることにワクワクしています。今回は2025年春夏コレクションをたっぷり紹介したいと思います。

エディター田近さん（以下T）　カナコ サカイは細かいところまでこだわり抜かれたものづくりをしているブランドで、私も大ファンです！ 早速、ブランドの定番Tシャツを着てみました。首まわりの流線的なラインがエレガントで、一枚で着るだけでもサマになるんです。

A　オーガニックコットンのリブ素材が滑らか。ストレッチが適度にきいているので快適ですね。ハリ感があってカジュアル過ぎないところもうれしい！

T　白Tシャツは夏の必須アイテムですが、こういうデザインフルなものが一枚あると、いろんなシーンで活躍するはず。ブルーデニムと相性がよいので、デニムのロングスカートに合わせてみました。

A　可愛い！ シンプルなボトムスに合わせても、簡単にセンスアップできるTシャツですね。このネックラインは水の流れを表現したカッティングだそうで、フロントからバックまでぐるりと曲線で描かれているんです。後ろ姿も抜かりなく全方位に素敵です。

繊細な職人技が光る岡山県産デニムとニットタンクトップ

T　夏こそトライしたいアイテムといえば、白デニム。こちらは、ダメージ加工や裾のカットオフが大胆だけどクリーンさを感じるところに、心がくすぐられました。

A　日本を代表するデニムの産地、岡山県で織り上げられたオーガニックデニムです。職人が一点ずつ手作業で加工を施しているそうで、細部にまでこだわりが詰まった一本に仕上がっています。

T　穿いてみて気がついたのは、腰まわりを自然と包み込むミッドライズのシルエットの美しさ。ヒップから足首にかけて程よくゆとりのあるストレートシルエットで、脚のラインをひろいにくいのもいい。

A　体型カバーもしてくれるなんてありがたい！ シンプルにTシャツと合わせても素敵だけれど、他にどんなアイテムとのコーディネートがおすすめですか？

T　私は同コレクションのニットタンクと合わせてみました。このタンクは何色ものメタリックな糸が編み込まれていて、とてもキラキラしてるんです。伸縮性があるので、インに細身のカットソーを仕込んでレイヤードしてみても可愛い！

A　程よい身幅と丈感だから、ウエストインしてもアウトしてもきれいに着られるところもいいですね。あれこれ着方を楽しめて重宝しそう。

Tシャツ感覚で着たい、夜空の煌めきをまとった半袖ニット

T　キラキラといえば、こちらのニットも見てください！ コッパーとシルバーのラメが煌めいて、まるで夜空のよう。生地もほんのりベージュがかったグレーが上品ですよね。

A　本当だ！ 近くで見ると大粒のラメがよくわかる。Tシャツ感覚で着られるシンプルなシルエットで、年中活躍しそう。

T　そのまま一枚でさらりと着るのはもちろん、先ほど紹介したニットタンクを上に重ねても可愛いと思います。

アイコニックな佇まいに心奪われるロング丈カーディガン

T　ロングカーディガンも気になってました。細身シルエットのロング丈に、ダメージ風の加工とパワーショルダー。とってもモードで存在感のある一着ですよね。

A　ダメージ風の加工も荒々しくなくて端正。洗練された雰囲気を漂わせています。素材のグリッター感だけでなく、たくさん付いたメタルシルバーのボタンもアクセサリーのようにキラリと輝いて、羽織るだけで華やかな佇まいに。

A　バックスタイルも見せてほしいです！

T　こんな感じです。カーディガンとショートパンツの丈感を揃えてコンパクトなシルエットにまとめました。適度に透け感のあるニットなので、見せてもOKなブラやタンクトップなど、インナー選びも楽しめそう。

日本画をラメ糸で刺しゅうした贅沢な一枚

A　こちらのオーバーサイズシルエットのシャツは、比翼仕立ての前身頃がミニマルでクリーンな印象。

T　コットン100%なのもうれしいところ。個人的に、洗濯のしやすさはかなり重要です（笑）。そして一見シンプルなシャツですが、実は……！

T　見てください、背面に日本画が刺しゅうされているんです!! メタリックシルバーの刺しゅう糸を使用しているので、カラーレスでモダンな仕上がりになっていますよね。
 
A　日本の伝統美を軽やかに服に取り入れるところが、さすがカナコ サカイ。どんな風に着こなすのがおすすめですか？ 

T　私はシャツのオーバーシルエットを生かし、スウェットパンツとキャミソールを合わせて、全体的にリラックスしたスタイリングにしました。ロングスカーフを巻くと、さらにゆるっと感がアップします。

主張のあるダメージTシャツで“大人モード”に

T　お次は肩パッド入りのロングスリーブTシャツにピンストライプのロングスカートを合わせたコーディネート。パワーショルダーと身幅の広いシルエットが個性的で、ルーズに着てもモードな雰囲気があるところが好みです。

A　このTシャツもコレクションのキーになっている“ダメージ”が施されたアイテム。肩パッドを取り外して、力の抜けたシルエットに変えることもできます。

T　Tシャツは、背中にもダメージ加工の穴が開いているので、ヘルシーな肌見せができます。スカートはスリット入りで、抜け感があるところもいいですね。

A　このスカートの生地は、ストライプごとに綾織の表裏を切り替えることで、角度によって表情を変化させ、奥行きと立体感を追求。高密度に織ることで自然なハリとコシが生まれ、構築的なシルエットを描き出しています。

T　ブランドの徹底したものづくりへのこだわりと情熱が、ひしひしと伝わってきます。

A　ちなみにこのパワーショルダーTシャツは半袖もあります。着てみた感想はどうですか？ 

T　ロングスリーブ同様、幅広のボックスシルエットに袖も長めで、ゆとりのある着用感です。こちらも着回しが利きそう！ 夏らしくショート丈のボトムスと合わせても可愛いと思います。

オンオフ使えて、品よく着られる透け感Tシャツ

T　このグリッターTシャツはラメが繊細で、実際に着用して動くと上品に煌めくんです。

A　生地は織物産地としても有名な群馬県桐生市で生産。ラメが一方向に揃うように特殊技術で編まれ、見る角度で光の反射が加わって輝きの変化が生まれるそう。

T　なるほど。生地へのこだわりがここにも表れていますね。

A　肩まわりを程よくカバーできる袖の丈感も絶妙。ラメが肌に触れにくいように工夫されているから、チクチクせず快適です。

T　首もとにジップが付いているので、着替える時に顔をスムーズに通せるようになっているんです。細部まで気が利いていますよね。私は私物のレオパードドレスを中に仕込み、インディゴデニムとコーディネートしてみました。

A　ニュアンスカラーのベージュとモードな黒、どちらも大人なムードで合わせやすそうです。

シアーなテーラードジャケットは、夏のワークスタイルにも最適

A　続いて、SPURSHOPがカナコ サカイに別注したテーラードジャケットを取り入れたスタイリングです。 

T　透け感があって見た目も涼やかなのですが、羽織ってみたらかなり軽くて驚きました。真夏でも着られそうです。

A　実はこの生地は日本有数のウール生産地、愛知県尾州で強撚糸を用いて織ったオリジナルのサマーウール。シャリ感があって、高い通気性を備えているのでこれからの季節にもってこい！

T　ダブルなのでボタンを留めるとぐっとフォーマルな印象に。ドレスともパンツスタイルとも相性抜群なので、想像以上に使いやすいと思います。

T　このウールパンツも、センタープレスとハイウエストのおかげで脚長効果がすごいです。

A　ジャケットと同じ愛知県尾州で織られた、厚みと光沢が特徴の生地を使用しているそう。このハリのある素材感と、ヒップや太もものラインを拾いにくいシルエットが、体型カバーに一役買ってくれるんですね。

T　パンツ選びではシルエットの美しさが肝心。穿き心地もよいし、私のワードローブのスタメンにしたいです。

立体感が美しいジップアップシャツを主役に

T　このジップアップシャツはディテールが本当に凝っていて、その高いデザイン性に惚れました。襟とウエスト部分がリブ仕様になっていて、コンパクトブルゾンっぽい佇まい。ダブルファスナーで閉め具合を調節し、インナーを見せて着てみました。

A　私は素材感にも惹かれました。毛羽立ちを抑えたシャツ生地を使用しているから、すっきりとシャープな印象になっていますよね。ショート丈と長めの袖のバランス、タックやギャザーの取り入れ方も秀逸です。

T　前身頃も後ろ身頃も、両肩からウエストに向かうたっぷりとしたタックのおかげで立体感が生まれ、エレガントな印象に。

A　いろんな着こなし方ができるので、この一着を手に入れるだけでもスタイリングの幅がぐっと広がりそうです。さて、今季のカナコ サカイも、魅力が詰まったアイテムが盛りだくさんでしたね。いろいろ試着しましたが、いかがでしたか？

T　カナコ サカイの新作をたくさん着ることができて、ますます大好きになっちゃいました！ どれも欲しくなってしまって……家に帰ったら早速ミラベラとSPURSHOPのサイトをチェックします（笑）。