スタイリスト丸山佑香がナビゲート！【キイト】のSPURSHOP別注パンツと新作デニムの魅力を深掘り #SPURSHOP

穿くだけでサマになる、大人のためのデザインデニム

エディターAKIYAMA（以下A） 今回は、SPURをはじめとした数々のメディアで活躍中の人気スタイリスト、丸山さんが今注目しているキイトのアイテムを試着できると聞いて、ワクワクしています！

スタイリスト丸山佑香さん（以下M） キイトとの最初の出合いは、セレクトショップのルック撮影の仕事でした。そのときに試しに穿いてみたら、すごく気に入って「絶対に買おう！」と思ったんです。さらに後日、デザイナーの香村さんにお会いして、服作りへの熱い想いを伺ったことで、ますます虜になってしまいました。

A こちらは、股ぐりが破れて穿けなくなったデニムパンツをリメイクしたキイトのシグネチャーアイテム。38インチ以上のデニムを使って作られているので、太ももから裾までのシルエットがワイドでとても可愛いんです!!

M ウエスト周りはキュッと絞られているので、ヒップラインにたぽんとした膨らみが生まれて、体のラインがきれいに見えるんですよ。

A （デニムを穿いてみて）本当だ！ 自然と華奢見えしますね。２本のデニムを重ね穿きしたようなウエストのデザインも素敵〜。

M 写真のようにボタンを外して折り返して穿くことが多いのですが、上までボタンを留めればハイウエストデニムにもなります。私もキイトのブルーデニムを２本持っているのですが、夏は無地のシンプルなTシャツ、冬はベーシックなニットと合わせるだけでサマになるので、かなりの頻度で穿いています。

A 本体と異なる色みのデニムポケットがアクセントになっているのも可愛い！

M 後ろ姿までこだわり抜かれたデザインに惚れ惚れします。

A 裾の切りっぱなし加工も、ちょうどよいダメージ感。計算されたほつれがモードな印象で子どもっぽくならないのがうれしいですね。

M 裾を折り返してちょっとカジュアルな雰囲気で穿くのもおすすめ。今日はロンドンにいそうな女の子をイメージして、古着のTシャツとお気に入りのベストに合わせてみました。

SPURSHOP別注のスペシャルなブラックパンツが誕生

A そしてこちらが今回、念願叶って誕生したキイト×丸山さん×SPURSHOPのトリプルコラボアイテムです！ チノとデニムを合わせたブラックのパンツはブランドとしても初めてだそうですね。 

M そうなんです。キイトにはデニム×デニム、チノ×チノ、というダブルウエストパンツはあるのですが、この組み合わせは初めて。

A 異なる生地を組み合わせる試みが面白いです！ こだわったポイントを教えてください。

M はい。チノとデニムを後から黒染めしているのですが、それぞれの生地でベースの色味が異なるので、染め上げた後も黒の出方に違いがあって、奥行きのあるデザインに仕上がりました。ダブルウエストの幅も通常のものより短くすることで、今までにないバランスになっています。

A ウエストの上部がチノ、本体のパンツがデニムですよね。実際の穿き心地はいかがですか？

M スウェットパンツのように穿き心地が柔らかくて最高です（笑）!! 見た目は深みのあるブラックでスタイリッシュだけれど、穿いていてラク。大人の私たちにありがたい一本になっています。

A 確かにびっくりするくらい柔らかい。おすすめのスタイリングを教えていただけますか？ 

M 今日みたいなTシャツにチェックのシャツを羽織ったカジュアルなスタイルにも合いますし、着回しやすいパンツなので、ジャケットを合わせてシックな装いに仕上げるのもおすすめ。いろんな着こなしにトライして、印象の変化を楽しんでほしいですね。 

ベージュカラーの組み合わせが唯一無二！ シックなチノパンツ

A お次は、古着のチノパンツ同士を組み合わせた「ダブルウエストチノパンツ」です。

M デニムパンツは裾が切りっぱなしになっているけれど、チノパンツは裾をまつることで、よりクリーンな仕立てになっています。

A 確かに、シックな雰囲気でオフィススタイルにもマッチしそうです。

M チノはデニムよりもさらに個体の色差の幅が広いので、組み合わせによってカラートーンもさまざま。ダブルウエスト部分の“色合わせの妙”を楽しみたいですね。

A 今穿いているチノパンツもウエスト部分と本体で色みが違っていて、そこがたまらなく素敵です。どんなところにこだわってスタイリングされましたか？

M パンツを主役に、古着のリンガーTシャツやサングラスをベージュで揃えたトーン・オン・トーンスタイルにしました。足もとはポインテッドトゥのリボン付きパンプスを合わせ、カジュアルになりすぎないよう、全体のバランスを取ったところもポイントです。

ユニークなシルエットがリメイクならでは

A こちらはメンズサイズのデニムジャケットを使って作られたショート丈のデニムジャケット。オーバーサイズの身幅に対して、ウエストや袖をコンパクトなバランスにすることで個性的な一枚に仕上がっていますね。

M このいい意味で違和感のあるシルエット、いいですよね。しかもVネックになっていて、すっきりした印象だから、普段デニムジャケットを着ない人もジャケット感覚で着られて取り入れやすいかも。

A いろいろな着方が楽しめそうですが、丸山さんはどんなスタイリングがおすすめですか？

M 私はせっかくなので、キイトの「ダブルウエストデニムパンツ」と合わせてセットアップ風のコーディネートにしてみました。

A デニム・オン・デニム、素敵ですね！ 上下でトーンの違う色みでも同じブランドだからまとまりがあって洒落ている。真似してみたいです！

アレンジ自在なデニムビスチェ

A 最後は、さまざまな着方にトライできる汎用性の高い「デニムビスチェ」です。

M 私はボトムの上から、ベルトのように腰に巻いてみました。 

A そのアイデアとってもいいですね！ いつものコーディネートに加えるだけで、いい塩梅の洒落感をプラスする“お助けアイテム”になってくれそう。

M 先ほど紹介した「ダブルウエストデニムパンツ」とレイヤードしても、今穿いているナイロンパンツのように異素材ボトムとレイヤードしても可愛いですよ。

A コットンのリボンが両端に2本ずつ備わっていて、結び方もいろいろアレンジできますね。他にも丸山さん流のおすすめの使い方はありますか？

M そうですね。秋冬であれば私はコートの上から斜めがけをして、ケープのような使い方をしてもいいかなと思いました。存在感があるので、ちょっと物足りないと思うコーディネートの救世主になりそう。

A たくさんのスタイリングアイデアをありがとうございます！ キイトが大好きな丸山さんのコーディネートを通して、ブランドのクリエイティビティにじっくり触れることができました。「SPURSHOP別注ダブルウエストパンツ」もさっそくチェックしてみたいと思います!!