おしゃれは細部に宿るもの。東京のファッショニスタに、シューズやソックスといった足もとのスタイリングを見せてもらったら、参考になる色の取り入れ方がたくさん見つかった!
足もとには軽い色を、コートには重さを
ブロンシュ マーケット オーナー 水谷優里さん
足もとに軽さをもたらしてくれる明るい色使いのスニーカーに対して、コートはボアのついたビッグサイズの、重さのあるものをチョイスした水谷さん。「オールブラックのコートですが、裏地やトリミング部分などの素材の違いがアクセントになっていて、重厚になりすぎないのが魅力です」。ヴィンテージを多用したスタイリングに、バッグがコンテンポラリーな印象を添える。
「ソールの柄が何よりのお気に入りです」と話す水谷さん。エッジィな柄を、スモーキーなカラーリングが和らげて、フェミニンな印象に。
ソックスとカラータイツをレイヤード
モデル 関根なつみさん
関根さんは、フューシャピンクのタイツと、ビジューのついたネットソックスをレイヤード。メンズ風ディテールのシューズで、ガーリーとマニッシュ、相反する2つの要素を組みわせた。美しい発色のニットは、「ヴィンテージらしい色合いが気に入って」選んだそう。
「ピンクのような、薄い紫のような絶妙な色合いのソックスがお気に入り。普段のスタイリングでは、アイテム同士を自由に組み合わせることを心がけています。手持ちの服で、あれこれ合わせてみるのが好き」と関根さん。
バイカラーシューズをモノトーンのアクセントに
学生/モデル Momo百さん
「20歳になる頃まで黒ばかり着ていた自分にとって、このシューズはかなり挑戦的なアイテム。展示会でパッと目に入り、『可愛い!』と一目惚れしたんです」とMomo百さん。パステルカラーの組み合わせが、モノトーンでまとめたスタイリッシュな着こなしのはずしになっている。
「バイカラーの組み合わせはもちろん、かかとに入った黄色がポイントになっているところが好き」とmomoさん。甘いカラーリングに対して、レースアップディテールやポインテッドトゥにはフェティッシュなムードも漂って。
スニーカーのカラーリングを全身に散りばめて
ブロンシュ マーケット ディレクター 岡田千裕さん
「スタイリングで大切にしているのは、色合わせ。色と色がぶつからないよう、吟味しています」と言う岡田さんが選んだのは、パステルトーンの組み合わせが絶妙なハイカットスニーカー。このカラーリングをテーマに、全身をスタイリングした。ジャケットのインに着たカレッジTシャツは、お土産でもらったものだそう。
スニーカーは、メゾン シャトー ルージュとナイキのコラボレーションアイテム。パステルトーンの色合わせを、エンボス加工が引き締める。シューレースのカラフルなエンドも可愛い!
photography: Kentaro Oshio(水谷さん、岡田さん), Kiyono Hattori(関根さん、momoさん) text: Chiharu Itagaki