バーチャルとフィジカル両面での開催となった、2021年春夏ファッションウィーク。NY、ロンドン、ミラノ、パリの各都市には、制約のある中でもファッションを楽しもうとする来場者たちの姿が。リモートワークやオンライン会議なども増えた今、ウィズ・コロナ時代のマストアイテムともいえる、アイキャッチなデザインのシャツやブラウスを華麗に取り入れていた人たちのスナップをご紹介。
茶×白のビッグカラーブラウスを主役に
トレンドのビッグカラーブラウスは、着るだけでガーリーな雰囲気に仕上がるのが魅力。ファッションブロガー兼コンテンツクリエイターのジャクリンは、デンマークのスカル スタジオのブラウスを白いニットパンツと合わせ、リラックスしたムードで着た。カウ柄のミニバッグやティアドロップ型サングラスでエッジをプラス。
ハードなレザーのセットアップに華やかなブラウスを
フィロソフィー・ディ・ロレンツォ・セラフィニのアイテムで全身を揃えた女性。ブラウスは、細かなプリーツの入ったフリルが華やかな印象だ。ジャケットにはフリンジがあしらわれていて、ブラウスのフリルとともに、動くたびにドラマティックなムードを演出してくれる。ジャケット&パンツのハードな雰囲気と、ブラウスのエレガントな表情をミックスさせた。
シアーシャツを青のワンカラースタイルで
マックスマーラのシアーシャツを着た、インフルエンサーのレオニー。透け感のあるアイテムはセンシュアルになりがちだが、このシャツはビッグショルダーシルエットに強さが漂い、マスキュリンなムードも。パンツやシューズ、ヴァレンティノのバッグを青で揃え、ブルー系統のグラデーションで全身をスタイリング。フレッシュに着こなした。
透け感のあるブラウスをジャケット&デニムと合わせて
クロエのショーに出席した、バレエダンサーのレオノール・ボラック。大きな襟のブラウスは、透け感のあるシルクオーガンザ素材にグラフィカルな柄が刺繍されている。ショートジャケットとデニムパンツでフレンチ・シックに着こなした。着用アイテムはすべてクロエだが、可愛いピンクのマスクも同ブランドのものであることに注目!
パフスリーブブラウスとボーダードレスを重ねて
ファッションブランドのディレクターを務めるフィオナ。気持ちも明るくなりそうなボーダー柄のドレスはミュウミュウのもの。シャロン ワコブのパフスリーブブラウスとレイヤードして、ロマンティックかつエッジィなスタイリングが完成。アーミーグリーンのラバーブーツと、マリーン セルのバケットハットではずしを効かせて。
ユニークなシャツをマニッシュに取り入れて
中国出身のモデルのイランが着たのは、ボタンのついた前立て部分が身頃と分離したユニークなシャツ。ブルーと白のタイダイカラーや大きく肩を落としたドロップショルダーに、ストリート感が漂って。黒いスラックス&コンバースのスニーカーと合わせ、マニッシュに着こなした。彼女のクールな雰囲気にもよく似合っている。
キャメルコートとフリルシャツをレイヤード
フロントフリルのシャツにキャメルカラーのコートを着た女性。七分袖のコートに、シャツの袖口のフリル、レザーグローブが重なり合って、フェミニンなムードに。シャツの華やかさを、グローブとパンツのブラックレザーが引き締めている。レオパード柄のベレーもチャーミングなアクセントになっている。
ガーリーな丸襟&フロントフリルのブラウス
柔らかい素材感のオーガンジーのシャツは、ミュウミュウのもの。花びらのように広がった胸のフリルや丸襟がガーリーなブラウスに、ブラックレザーのロングスカートで辛口の味つけを。ブラウスの透け感とサンダルの細いストラップで、モノトーンスタイルにセンシュアルなムードをつけ加えた。
パンツと同柄のシャツで統一感を
ジャーナリストのザナは、モンスのシャツとパンツを着て登場。パッチワークに同じ柄が使われているので、セットアップのような着こなしが楽しめるアイテムだ。どこかリラックスした味わいのあるプリントと、とろみのある開襟シャツの素材感が、気負いのないムードを演出して。ブレスレットを重ねて、手首にポイントを作った。
トロンプルイユ風シャツをスポーティに落とし込んで
フェンディのシャツは、布地にペンでドローイングしたようなトロンプルイユ風のデザイン。ユニークなシャツを主役にしつつ、キャップとバイカーズパンツでスポーティに落とし込んだ。足もとはスニーカーではなく、スクエアトゥのレザースリッポンを選んでスタイリッシュにまとめて。バッグについたピンクの超ミニサイズバッグが、可愛いアクセントに。
text : Chiharu Itagaki