憂鬱になりがちな雨の日も、自分らしい着こなしで楽しく乗り切りたい! 何かと制約されるレイニーシーズンのスタイリングティップスを、東京のおしゃれ賢者に教えてもらった。4名のセルフスナップをいますぐチェックして。
雨の日の頼れる味方、スポーティな防水アウター
AEWEN MATOPH(イウエン マトフ) クリエイティブディレクター 二ノ宮和佳子さん
二ノ宮さんが着たアウターは、デサント オルテラインのハードシェルジャケットをベースに着丈を変更した別注アイテム。スポーティながら、タウンウェアとしても活躍してくれる洗練されたムードが魅力だ。「機能的で軽く、防水性があるので、雨の日に本当に重宝します。ゆったりしたサイズなので、こなれた印象で着られます」。ボトムスには、「今季たくさん穿きたいと思っている」というショートパンツを合わせ、軽快な印象に。
ショートパンツを大人っぽく取り入れるコツは、「ヒールのある靴を合わせて女性らしさをプラスすること」と二ノ宮さん。濡れても問題のない素材のショートブーツは、ヒールとポインテッドトゥがカジュアルなスタイリングを引き締めてくれる。
ゲートルで足もとをスタイリッシュにガード
ヴィンテージ&ユーズドショップ St.elmo(セントエルモ) オーナー 深井愛子さん
白いコーチジャケットのフロントを開けて、ブラをのぞかせた深井さん。「コーチジャケットはアウターのイメージがありますが、薄手のものを1枚で、シャツのような感覚で着るスタイリングが好きです。女性らしさを出すために肌見せをして、自分の好きなバランス感で着ています」。小学生の息子たちと「筋トレ対決」をしながら鍛えているというボディラインで、ヘルシーなムードを感じさせて。
注目すべきは足もと。「脚につけているのはチャップスゲートルです。もともとは乗馬用品で、これは馬具専門店と作ったセントエルモのオリジナルアイテム。私は防水スプレーをかけて、雨の日に重宝しています!」と深井さん。抜群にスタイリッシュな雨対策だ。
クリームイエローのワントーンスタイルで気分を上げて
ヘアサロン「CHAUSSE PIED EN LAITON(ショスピエ アン レトン)」 オーナー 安齋由美さん
「雨の日は、あえて明るい色をチョイス。気分が上がりにくいので、明るめのトーンでテンションをアップさせることが多いです。サンダルは、濡れても大丈夫なビニール素材を選びました」と安齋さん。プリーツ加工が施されたチュニックは、「切り替え部分の赤いラインがキュートで、素材が柔らかいから抜け感が出るところもお気に入り」だそう。同系色のショートパンツと合わせ、ひねりのあるカジュアルスタイルに。
大ぶりのモザイクピアスは、地元のお気に入りのショップで見つけたものだそう。「たくさんの色が使われていて、目を引くアイテム。シンプルな格好にも、華やかなスタイリングにも合います。光が当たっても素敵ですよ」と安齋さん。
ボーイッシュなパンツスタイルに、メイクで色をプラス
DJ・ビートメイカー Licaxxxさん
「雨の日はストレスを感じがちなので楽な格好で。濡れても気にならないナイキのゴアテックス スニーカーに、泥がはねても気にならない色のパンツを合わせました。パンツは引きずらない丈なのも重要です」とLicaxxxさん。ボーイッシュなスタイリングにフェミニンな表情を添えるのは、華奢なアクセサリーづかいとメイクアップだ。「髪の毛はどうしてもうねってしまうから、クセを生かしてオイルで整え、かきあげて。その分、アイシャドウとリップはちゃんとしておきます」。
バッグはクロスボディタイプをチョイス。「傘を持つと手がふさがるので、体に沿う形状で、かつテンションの上がるものを」とLicaxxxさん。ちなみに最近ハマっているのは、「お皿と家具のディグ」だそう。
text : Chiharu Itagaki