新しい季節の始まりは、新しいアイテムとともに迎えたい。東京のトレンドセッター4名に、今シーズン最初にゲットしたアイテムと、それを取り入れたスタイリングを見せてもらった。セルフ撮影によるスナップをチェックして、春のおしゃれ計画の参考にしよう!
マーブル柄パンツ&シルバーバッグでフューチャリスティックに
ヴィンテージショップ「MARTE(マルテ)」ディレクター 野村仁美さん(@hitominomura)
「最近はきれいなブルーを取り入れたスタイリングが気になっています。また、柄物への熱も再燃。グラデーションやマーブル、アブストラクトな柄を収集予定です」と野村さん。今春にゲットしたマルテのマーブル柄パンツは、スタイリングのアクセントになるとともに、レトロ・フューチャーな雰囲気をかもし出している。
こちらも春に購入した、ビゴターの巾着バッグ。「80~90年代のチェーンバッグを彷彿させる、ヴィンテージライクなデザインに惹かれました。斜めがけにもできるので、ちょっとした外出にも最適です」。チェーンまでシルバーで統一されたバッグは、リングやネックレス、バングルなどのシルバーアクセサリーとの相性もバッチリ。鮮やかなブルーのガウンによく映えている。
真っ赤なパーカをロマンティックに取り入れて
スーパー エー マーケット 新宿 ショッププレス 高橋 悠さん (@__takahashi.h__)
高橋さんがこの春一番に手に入れたのは、キャバンの名品、コットンカシミアパーカ。「パーカはベーシックカラーを選びがちですが、身につけるだけで自然と元気が湧いてくるような赤をチョイス。この春はカジュアル×ロマンティックな気分なので、ボリュームたっぷりのワンピースをボトムス代わりにしました」。パーカに合わせた真っ赤なロングソックスとフラットシューズで、足もとまでロマンティックに。
一度着たらやみつきになるという、絶妙な質感のパーカ。「ニット地ならではのしなやかさとクリーンな見た目を兼ね備えているので、スタイルの幅の広さがピカイチ。フードにボリュームがあるので、首のコードをぎゅっと絞って着るのがオススメです」と高橋さん。
目をひくアンバーカラーのジャケットを主役に
フラワーショップ勤務 早崎円馨さん (@madokahayasaki)
早崎さんが今シーズン最初に買ったのは、エムエーエスユーのオーガンジージャケット。「まるで何も着ていないような感覚になるくらい軽いのですが、その軽さを出すためにボタンはついておらず、テープをホールに通して着る仕組みになっています。このブランドはデザイナーの意図を考えながら着られる服が多く、注目しています」。ボタン代わりのテープがフロントや袖から垂れ下がり、スタイリングにニュアンスを与えている。
ネックレス&リングにも注目。「アンバーカラーのジャケットがメインなので、それに合わせて陶器のかけらをモチーフにしたゴールドアクセサリーで統一しました」と早崎さん。ジャケットのシアーな素材感に、春の気配が漂って。
シャツを中心に作るピンクのグラデーション
スタイリスト 早川すみれさん (@sumire_hayakawa_stylist)
早川さんが今春に購入したのは、アクネ ストゥディオズのシャツ。優しい色合いのキュロットパンツと合わせ、淡いピンクのトーンで揃えた。繊細な色の重なりに、フェミニンなムードが漂う。「ボーイッシュになりがちなシャツ&ショート丈のスタイルも、ピンクのグラデーションにすると大人っぽく着られる気がします」。ゼブラ柄のショートブーツで足もとにパンチを効かせ、ワントーンスタイルを引き締めた。
「絶妙なピンク色のシャツ。少し光沢のある素材でシワ加工が施されていて、適度なリラックス感が好みです」と早川さん。大きめの襟やさりげなく主張するカフスには洗練された表情が感じられ、可愛らしくなりすぎないシックなピンクスタイルが実現した。
text: Chiharu Itagaki