今年の夏は短い丈のパンツに挑戦しようと思っている人も多いのでは? ポイントは、子どもっぽくならないようスタイリッシュに取り入れること。東京のファッションプロ4名に、着こなしやアイテム選びのコツを聞いた。セルフ撮影によるスナップを見て、ぜひ参考にしよう!
シースルーソックスでセンシュアルな足もとに
アーバンリサーチ 表参道ヒルズ店 スタッフ 山中詩穂さん(@chachachaaasu)
普段からショートパンツをよくはくという山中さん。膝上丈のパンツに、シースルーソックス&ショートブーツでリズムをつけて、子どもっぽさを回避。カジュアルになりすぎない、スタイリッシュなショートパンツスタイルだ。「とはいえかっちりしすぎないように、シャツの柄、ジャケットのボタンで抜け感を演出しました」
ボクシーなシルエットのジャケットは、ユニークなボタンのチョイスに大人の遊び心が感じられる。ハンドペイント風のシャツの柄にも、リラックスしたムードが漂って。「最近は、ウィンドブレーカーやブラトップなど、スポーツアイテムを取り入れたスタイリングがしたいです。あとはミニスカートにも挑戦したいと思います!」と山中さん。
レザー調のハーフパンツでハンサムに
伊勢丹新宿店リ・スタイル スタイリスト 川田夏美さん (@natsu060)
「レザー調の素材のパンツでモード感はキープしつつ、エフォートレスな雰囲気漂うジャケットとヌーディなヒールで女性らしく。パンツの印象の強さを軽減するために、ナチュラル素材のアイテムを合わせました」と川田さん。今までならロングパンツやスカートを合わせることの多かったジャケットスタイルも、ハーフパンツを合わせればぐっと今年らしく。
パンツは、サイドやバックポケットの白いステッチがアクセントに。「素材には緊張感がありつつ、若干のハイウエストで適度なゆとりがあり、シルエットも着心地も抜群にいいです! カットソーやブラウス、ジャケットなど、何を着てもモードな雰囲気になる優れものです」と川田さん。
サイクリングショーツとビッグトップスの絶妙バランス
メゾンスペシャル ヴィジュアル・ディレクター 蒲原香菜さん (@kana_kambara)
タイトなサイクリングショーツに、オーバーサイズのトップスを合わせた蒲原さん。水色のチュニックトップスとチェッカー柄シャツの、意外な組み合わせが面白い。「シャツをレイヤードして、上半身にボリュームを出しています。その分、全体のバランスを意識して足もとはすっきりと。白いブーツでモード感を出しました」
トップスの裾から少しだけショーツがのぞくバランスが可愛い。「このショーツは、膝までの長さがあるのでお気に入りです。年相応にショーツをはきこなしたいときに、丈が短すぎると若々しくなりすぎてしまうので。ストレッチ素材は、はいていてラクだし、着心地も抜群です!」と蒲原さん。
エッジィなスクエアトゥブーツで引き締めて
ステディ スタディ PR 川村詩織さん (@shiorikawamura_)
「少年っぽくならないように、膝が隠れるくらいの、少し長めの丈のショートパンツを選びました」と川村さん。あくまで端正なシルエットのパンツは、カジュアルになりすぎず都会的なムードをキープ。パンチの効いたバッグとブーツで引き締めた。
スパイシーな、ダークレッドのゼブラ柄ブーツ。「スクエアトゥの少しエッジィなブーツを合わせて、大人な印象になるように気をつけました」と川村さん。「ありがたいことに仕事で毎日好きな服を制限なく着られるので、失敗を恐れず色々な服装に挑戦したいと思っています。ヘアアレンジやメイクアップも好きなので、服だけでなくトータルのバランスも含めて考えることは、自分なりのこだわりかもしれません」と話してくれた。
text: Chiharu Itagaki