今年の冬に着るコートはもう手に入れた? 冬のスタイリングを決定づける大事なアイテムだから、丈感や素材、色、柄まで、徹底的にこだわって選びたい。おしゃれな人が選んだ、今の気分にぴったりの一着を、セルフ撮影形式のスナップでご紹介。スタイリングテクニックと合わせて、ぜひ参考にして。
ハードとカジュアルの共存したフーディコート
MOGGIE CO-OP(マギークープ)MD/マネージャー 村上由美子さん(@ymk1031)
村上さんが選んだのは、バレンシアガのショートコート。「フードつきのレザーコートはハードになりすぎず、また斜めから見たときのシルエットもお気に入りポイントです」。ストライプ柄バッグとシルバーラメのフリンジスカートを合わせ、いっそうモードに。シューズは今年らしいロングブーツをチョイス。「今年は特に、さまざまなブランドから素敵なロングブーツが入荷しています。足もとのシルエットが変わることで、新鮮な見え方を楽しみたいです」
リュクスなスタイリングの外しになっているのは、ユーモラスなイラストが描かれたTシャツ。ヴェトモン ヴィーガン エディションのグリーンのロゴが、バッグのストライプ柄のカラーリングともリンクして。
チェック柄ピーコートにブローチで味つけを
フラワーショップ勤務 早崎円馨さん (@madokahayasaki)
早崎さんが選んだのは、フワフワした質感とチェック柄が可愛いトーガのピーコート。「ずっと黒髪でしたが、ヘアをブリーチしたことで手持ちの服がまた新鮮に見えてきました。このコートも、甘さが抑えられて着やすくなりましたね。パフスリーブになっていたり、ウエストベルトがついているところが気に入っています」。バッグについたブローチとリンクさせ、コートの胸もとにもヴィンテージのブローチをちりばめて。
「幅広のリーファーカラーを首元のフックで留めると、襟が立って表情の違うコートに見え、スタイリングの幅が広がります」と早崎さん。上はフックを外した状態。ブローチは、学芸大学にある古着店「EWER(ユーワー)」で見つけたもの。「キラキラしたビジューのものはなかなか売っていないので、即決でした!」
迫力のフルレングスコートをモードに着こなして
トゥモローランド渋谷本店 スタッフ 保坂万里央さん (@_mrohsk)
保坂さんがまとうのは、学生時代に古着店で購入した90年代のコート。「フルレングスでオーバーショルダーの黒いコートを何年も探していて、やっと出合ったコート。すごく思い入れがあります。ベーシックなチェスターコートですが、フルレングスで存在感抜群なので、インナーとのバランスを重視しました!」グラフィティが印象的なドレスとパンツをレイヤードし、モードに着こなした。
シアーなインナーを中に仕込んで、重たくなりがちなフルレングスコートに軽さをプラス。ゴールドを基調としたアクセサリー使いもリュクスな表情に。今は、ベージュのトレンチコートを探しているという保坂さん。「こちらもフルレングスで、オールベージュのコーディネートに挑戦したいです!」
花柄のノーカラーコートをシャツドレスと合わせて
会社員 天田 みのりさん (@minori_amada)
天田さんは、ジュンヤ ワタナベのコートをチョイス。「ハリのある生地感と、このブランドにしては珍しいきれいめな花柄が気に入っています」。エレガントなムードで着こなすこともできそうな素材、柄のコートに、あえて大きなシルバースパングルの輝くバッグを合わせ、フューチャリスティックなムードをプラス。中に着たのは、ロング丈のシャツドレス。コートの袖口から大きなカフスを覗かせて、アクセントにした。
「ノーカラータイプのコートなので、襟が特徴的なシャツドレスと合わせて、首元を印象的にしました」と天田さん。冬にぴったりのフワフワした帽子も可愛い! 「最近、髪をシンプルな黒髪ボブにしました。いろいろなタイプの帽子に挑戦してみようと思っています」
text: Chiharu Itagaki