新しい季節が来ると欲しくなる、新しいシューズ。東京のファッション・プロ４名に、今シーズンにゲットしたシューズをセルフ撮影形式のスナップで見せてもらった。スニーカーからパンプスまで、それぞれのこだわりを感じる靴選びを、全身スタイリングとともにチェックして。
パンチング＆スタッズのフラワーモチーフに一目ぼれ
スタイリスト 由田 静さん（@shizuka_yoshida_）
「展示会で見て、絶対に買うと決めていたシューズ。パンチングとスタッズでデザインされたお花がツボでした。そして何よりも、レアなピンク。心を掴まれました」と、由田さんはノワール ケイ ニノミヤとチャーチのコラボレーションシューズに一目ぼれ。「ソックスを淡い色にすると、ぼやけて足首が太く見えるので、濃いブルーのシアーソックスを合わせて引き締めました」
「シューズが淡いカラーなので、ウェアは引き締めてくれるようなデザインのものを」。色や柄の切り替えがユニークなドレスは、適度にエッジが効いていて、シューズとの相性もバッチリ。「今年の春夏は、カラーものやシアー感のあるデザインの服にトライしたい。ロングスカートやロングドレスも、もっと着たいですね」と由田さん。
少女のような雰囲気のフラットシューズに、あえて柄＆ライン靴下を
スーパー エー マーケット 新宿 ショッププレス 高橋 悠さん (@__takahashi.h__)
「かれこれ２年ほど気になる存在だったマルティニアーノのブーティ型フラットシューズを、この春、仲間に迎え入れました。ちょこんと紐を結んだ姿が、細身のフォルムと相まって、どこか『少女』のようです」と高橋さん。素朴で愛らしい佇まいとともに、上質な素材が洗練された雰囲気も感じさせてくれる一足だ。
「メンズライクなスタイルに合わせると、この靴の愛らしさが力を発揮してくれます。私はソックス合わせが好きなので、今回は思い切ってスポーティなラインソックス×ドリス ヴァン ノッテンの花柄スカートで遊んでみました」と高橋さん。街で見慣れた配色のソックスは、ファセッタズムの落合宏理氏とファミリーマートの共同開発ブランドのもの。ドラマティックなフラワープリントとのミックスマッチが面白い。
シューズとパンツ、Tシャツで、絶妙な色合わせを楽しんで
AEWEN MATOPH（イウエン マトフ）クリエイティブ・ディレクター／モデル 二ノ宮和佳子さん (@wakako.ninomiya)
二ノ宮さんが今シーズンにゲットしたのは、メゾン マルジェラのシューズ。「何よりもこのカラーが気に入っています」と二ノ宮さんも言うように、春夏にぴったりの淡いラベンダーカラーが印象的だ。マニッシュなセンタープレスパンツを合わせ、優しい色みを引き締めた。
「今シーズンはカラーonカラーなスタイリングがしたくて。今回も、カラー合わせにこだわりました」と二ノ宮さん。マスタードイエローのパンツ、限りなく白に近い、淡いミントブルーのTシャツを合わせ、フレッシュにまとめた。Tシャツは、正面から見るとベーシックなデザインに見えるが、バックには大きくカットが入っていて、さりげなくヘルシーな雰囲気を演出できる。
使い勝手のよさと、洗練されたデザインが魅力のスニーカー
フリーランスPR 三井千晶さん (@chiaki_mitsui)
三井さんが今シーズンに買ったシューズは、サロモンのブラックスニーカー。「洗練されたデザインで野暮ったくならず、モードにもカジュアルにも合わせやすい。シンプルなスタイルにはもちろん、色や柄物ともバランスが取りやすいオールブラックは、ブーツ感覚で履けるので重宝しています。シューレースを結ばなくてよいのもラクで、気に入っています！」
ベージュトーンのスタイリングを、モード感のある黒い小物で引き締めた。ロゴが並んでチェック柄のようになったパンツは、リサイクルポリエステルを使用したもの。「環境に配慮した素材を選んだり、長く愛せるものを選んだりして、ファッションを楽しんでいきたいです」と三井さん。
text: Chiharu Itagaki
