最近気になる、ビスチェやブラトップといったランジェリー風のアイテムを使ったスタイリング。セクシーなムードにならずエッジィに取り入れるコツは、レイヤードにあった! 海外のストリートスナップから、お手本になりそうなスタイリングを厳選。ぜひ参考にして。
黄色いビスチェと黒いシャツをレイヤードしてハンサムに
人気インフルエンサーのキャロラインは、光沢感のあるイエローのビスチェと黒いシャツをレイヤード。ボトムスにはエトロのタックパンツを合わせ、あくまでハンサムにビスチェを取り入れた。スクエアトゥのシューズも、スタイリングのムードにぴったり。明るい色のビスチェと黒いシャツの対照的なカラーリングが、ビスチェのカーヴィーなカッティングを引き立てている。
抽象柄ビスチェとレースの意外なマッチング
アブストラクトプリントのビスチェと白いニットをレイヤードし、コーデュロイジャケットを肩に羽織って。白いニットは、袖口と襟ぐりにレースがあしらわれ、ロマンティックなムード。着こなす本人のクールな雰囲気との意外な組み合わせが、スタイリングに奥深さを加えている。パールチョーカーやカラーストーンのついたアクセサリーの使い方も参考にしたい!
ダークカラーのスタイリングに白のニットブラを効かせて
ミニマルなスタイリングを得意とする、アート・ディレクター兼スタイリストのベアトリス。白いニットのブラトップは、マグダ ブトリムのもの。グレーや黒といったダークトーンのスタイリングに、色も素材感も異なるニットブラを効かせてアクセントにした。セクシーになりがちなブラのレイヤードも、ニット素材を選べば優しい印象になるというお手本。
柔らかいジャージ素材のビスチェを重ねて
別の日のベアトリスは、白いシャツの上に黒いジャージ素材のビスチェを重ねて。ここでも、柔らかいジャージの素材感が、センシュアルな印象のビスチェに優しい表情を与えている。シャツの襟はコートの上に出して、クリーンな雰囲気を引き立てて。ミニマルなスタイリングの中で、首に巻いたスカーフがアクセントになっている。
ジャケットの上からビスチェをレイヤード!
おしゃれ上級者にぜひ挑戦してみてほしいのが、テーラードジャケットの上にビスチェを重ねるスタイリング。写真では、細身の黒いジャケットの上に、ボタニカルな刺繍を施したビスチェをレイヤード。ジャケットスタイルに新たな表情が生まれている。ジャケットと同色のショートパンツやセンターラインの入ったストッキングが、さらにエッジをプラスして。
青のワントーンスタイルに花柄ビスチェをオン
青いシャツ&デニムスカートのスタイリングに、フラワープリントのビスチをオン。カジュアル一辺倒になりがちなデニムを使ったワントーンスタイルが、エレガントなビスチェを重ねることでグッとフェティッシュなムードに。半袖のシャツとアームカバーの組み合わせは、今の時期にこそ楽しみたい絶妙バランス!
グリーン×白のバイカラービスチェを主役に
モデルでビューティブランド創業者の顔も持つプリティカ。グリーンと白のバイカラービスチェは、残余素材を用いて服を作るフランス発のブランド、ウムラウトのもの。パキッとした発色には、どこかスポーティなムードも漂って。全身を、ピスタチオグリーン、ブラウン、ホワイトの配色でまとめて、統一感を出した。
3つのアイテムを上半身に重ねて奥行きを出して
黒いビスチェと白いシャツ、そしてシャツの中にタイトなセカンドスキントップスをレイヤード。素材感の異なる3つのアイテムの重ね着が、色をモノトーンに抑えることでまとまって見え、今年らしさもアップ。大ぶりのビジューイヤリングや鋭角的なフレームのサングラスなど、小物でもアクセントを加えて。
text: Chiharu Itagaki