レイニーシーズンも快適に、かつスタイリッシュに過ごしたい! 東京のファッション・プロ4名に、雨の日のスタイリングをセルフ撮影形式のスナップで見せてもらった。アウターからシューズまで、こだわりのアイテム選び&コーディネートは、これからの季節の参考になること間違いなし!
はっ水加工のパーカをエレガントに着こなして
スタイリスト 山﨑静香さん(@shizuka_yamazaki_)
「雨の日は、明るいカラーやインパクトのあるアイテムで気分を上げたいです!」と山﨑さん。華やかなスカートやパールネックレスで、レインパーカをエレガントに取り入れた。「パーカがカジュアルに見えすぎないよう、ウエストを絞ったり、上下のジップを少し開けたりと工夫しています」。足もとは、モード感のあるスニーカーを。雨対策もおしゃれもクリア!
はっ水加工の施されたパーカは、コットンライクなしっとりした素材感なので、スポーティになりすぎず普段のスタイリングにもなじみやすい。「裾のフィッシュテールが、バックスタイルのアクセントに。雨の日に限らず、アウトドアシーンや旅行にも気軽に持ち運べるような、軽さとコンパクトさも嬉しいです」と山﨑さん。
紺色のコートに、オレンジを差して
スタイリスト 鈴木香織さん(@KAORI_912)
「いかにも雨の日らしいレインコートやレインブーツなどを使うことはあまりなく、濡れても目立ちにくいカラーを選んだり、雨に強い素材のシューズやパンツを選んだりしています」と鈴木さん。今回は、ネイビーのコートをベースに、ニットやシューズでオレンジを差し色に。「雨の日でも、明るい色を取り入れるだけで気分が上がります。インパクトがあって、合わせるとぐっとトレンド感の出るボッテガ・ヴェネタのシューズは、ラバー素材でヒールの高さもあり、雨の多い時期にも重宝しそうです」
「今シーズンにゲットしたアンセム エーのコートは、ホースライディングコートをベースに作られています。パラフィン加工が施されていたり、取り外し可能な雨よけがついていたりと、梅雨の時期にぴったりなアイテムです」と鈴木さん。
シャイニーなレインコートを主役に
スタイリスト 辻村真理さん(@mar_it)
お気に入りだというヴィンテージのレインコートを主役にした辻村さん。艶やかな光沢やハト目に通したロープベルトなど、スタイリッシュなムードたっぷりのレインコートのチョイスがさすが! コートとパンツ、バッグでシャイニーな素材を組み合わせ、雨の日もあくまでエッジの効いたスタイリングを楽しんで。「テック系のアイテムを使いつつも、アウトドアっぽくならないよう意識しています」と辻村さん。
鮮やかな発色のパンツはハイクのもの。素材は軽量で極薄のパーテックスを使用していて、雨の日にもぴったり。サイドのスナップボタンもアクセントになっている。ボタニカルな刺繍の施されたスニーカーで、足もとをカジュアルダウンした。
ライムグリーンのアノラックパーカで気分を上げて
BEAMS プレス 藤井早希子さん(@yuzusakko)
藤井さんは、着るだけでフレッシュな気分になれそうなライムグリーンのアノラックパーカをチョイス。「雨の日は出かけることが憂鬱になりがちですが、少しでも気分を高められるように、機能性に優れた明るいカラーのアイテムを選ぶようにしています」。裾に向かって広がるテントラインやドロップショルダーに、可愛らしさが漂う。マルチカラーラメの輝くラバーブーツを合わせて、足もとまで抜かりなく。チェッカー模様のバッグも、スタイリングのアクセントになっている。
マーモットのパーカは、レイ ビームスの別注アイテム。オーバーサイズのデザイン性の高さはもちろん、雨の侵入を防ぐフルシームシーリング加工で機能性も抜群の心強い存在だ。「さらに、同素材のサコッシュつきで、突然の雨に備えて持ち運ぶのにも便利です!」と藤井さん。
text: Chiharu Itagaki