夏が近づいてきて、久しぶりに旅に出たいという気分の人や、今まさに旅行を計画中の人も多いのでは？ 海外への長期旅行はまだ難しいとしても、そのぶんショートトリップをおしゃれに楽しみたい！ 一泊二日の国内旅行を想定して、４名のファッション・ラバーに旅行の日のスタイリングを見せてもらった。セルフ撮影形式のスナップを見て、旅のワードローブへのこだわりや、バッグのチョイスを参考にしよう！
黒一色のドレスに映える、マルチカラーバッグ
MOGGIE CO-OP MD/マネージャー 村上由美子さん（@ymk1031）
黒一色のロングドレスに、鮮やかな柄のトートバッグが抜群に映える、村上さんのトラベルスタイル。バッグはもちろん、厚底のボリュームサンダルにも、リラックスしつつもモードな雰囲気が漂って。「旅行では、シンプルで動きやすいスタイリングになりがちなので、小物でアクセントをつけるようにしています」。シルバーのブレスレットやリング、サングラスもアクセントになっている。「毎年のことですが、夏が近づくたびにアイウェアやジュエリーを少しずつ買い集めています」と村上さん。
大きなトートバッグはドリス ヴァン ノッテンのもの。鮮やかな色彩がにじんだように広がり、アーティな印象を与えてくれる。「今シーズンの柄がとても気に入っているので、あえて他をシンプルにして、バッグが映えるスタイリングにしています」と村上さん。
イエロー×ブルーの鮮やかカラーを効かせて
広告代理店勤務 川本早紀さん（@saki_kawamoto_）
箱根など、国内の温泉旅行を想定してスタイリングしてくれた川本さん。「旅行では、そこにいる自分が心地よく楽しめるように、行く場所をイメージして、その場所の背景にあったスタイリングを意識しています」。ユーズドのミリタリーパンツは、イギリス王立海軍のもの。シックな腕時計やローファーをプラスして、カジュアルになりすぎない大人のトラベルスタイルが完成！
「旅先で少し贅沢なおいしいご飯を食べる想定で、ジャケットを着用。自然が多い場所に行くときは、特に色鮮やかなお洋服が着たくなりますね」と川本さん。ジャケットの袖はロールアップして、抜け感をプラスしつつ全体とのバランスをとって。ボストンバッグのブルーとトップスのイエローで、フレッシュなカラーリングを効かせた。
セットアップに星型ブローチで遊び心を
フラワーショップ勤務 早崎円馨さん（@madokahayasaki）
「一泊二日の旅行では、できるだけ荷物を軽くしたいので、ボトムは同じものに。あとは気温の変化に対応できるよう、羽織ものを必ず持ちます。靴は履き慣れた歩きやすいもので。基本的にはそんなことを考えながら、結局は当日の朝の気分で考えますね」と早崎さん。セットアップやレザーシューズ、クラシックなフォルムのバッグでトラッドにまとめつつ、細部にポップなアイテムをちりばめた。「このバッグは一泊旅行には大きすぎるほどですが、スタイリングの面白いアクセントになるので選びました」
「大人っぽいピンストライプジャケットには、星ブローチをつけて遊んでいます」と早崎さん。中に着たポップコーントップスのデコボコした素材感や、ユニークなロザリオネックレスも、着こなしに遊び心を添えている。
リトルブラックドレスで楽しむショートトリップ
オリエンス ジャーナル スタンダード バイヤー 大澤萌夏さん（@moeca0812）
「旅行は基本的に、１枚で着られるワンピースで行くことが多いです。写真を撮る機会も多いので、トップスもボトムスも、スタイリングを全部変えたい。だから、まるっとコーディネートが変えられるワンピースが便利ですね」と大澤さん。選んだのは、大きなパフスリーブがポイントになったガニーのミニドレス。可愛らしいだけじゃなく、タイトなシルエットには大人のムードも漂う。「旅行先でもおしゃれが楽しめる、凝ったデザインのドレスを選びました。ブラックベースなので、ちょっと背伸びしたレストランにも行けそうです」
セリーヌのボストンバッグが、スタイリングにクラシックなムードと品格を与えてくれる。「ワンピース１枚だと荷物がかさばらないのも、イチオシポイントです」と大澤さん。
text: Chiharu Itagaki
