大人だって臆せず穿きこなしたい、トレンドのミニスカート。ハードルが高く感じる人も多いアイテムだけに、おしゃれな人たちがどう攻略しているかが気になる! あくまでモードに着こなすミニスカートスタイルを、4名のファッション・プロに見せてもらった。セルフ撮影によるスナップをチェック!
ジオメトリックな柄スカートを主役に
オリエンス ジャーナル スタンダード バイヤー 大澤萌夏さん(@moeca0812)
「毎日のスタイリングのテーマは、“NYのどこかにいそうな女の子”。シンプルなアイテムでも、アクセサリーや小物でクセをつけるようにしています。また、どこかにタイトシルエットを取り入れることも意識しています」と大澤さん。袖の大きく膨らんだビッグサイズシャツを、ウエスト周りがタイトなミニスカートにインしてメリハリをつけ、スタイリッシュに着こなした。イエロー×ブルーのカラーコンビネーションも爽やか!
ボーダーを歪ませたようなジオメトリックな柄が面白い、ヴァトカのスカート。「他にはないデザインで、シンプルなアイテムと合わせてもさまになるところが好き。カットソー素材で、着心地がいいところもお気に入りです」と大澤さん。
ブラックレザーを効かせてエッジをプラス
ファッションPR/SALES 山中詩穂さん(@chachachaaasu)
「もともと、ミニスカートやショートパンツなどの、丈の短いボトムスが大好き。ブラトップとオーバーなジャケットを合わせるといった、ヘルシースタイルがしたい気分です」と山中さん。今回は、光沢感のある白いミニスカートに、プリントシャツやブーツカバーを合わせてエッジィにまとめた。「子どもっぽくならないよう、バッグやブーツカバーなど、ひとクセあるレザーアイテムを取り入れています」
洗練されつつ、どこかスポーティな印象をかもし出すスカートはフミカ_ウチダのもの。「ポリエステルサテン生地の中綿入りスカートです。前後にあるポケットやウエストの下位置に、コルセットパッドの入ったデザインになっています」と山中さん。大人のミニスカートスタイルにふさわしい、モード感のあるアイテムだ。
エレガントに穿くデニムミニスカート
LITMUS(リトマス)バイヤー 綾部帆乃香さん(@honokaayabe)
綾部さんが穿いたのは、イザベル マランのデニムスカート。「デニムのミニスカートは幼く見えがちですが、ノーカラーのベロアジャケットやシャツと合わせることで、少しエレガントさを出してバランスを取りました」。カジュアルな印象の強いデニムが、クラシックなベロアと組み合わせることでぐっと大人っぽく。インに着たシャツの襟も、スタイリングに華やかな印象を添えている。プラダのローファーやシアーソックスといった小物で、さりげなくトレンド感をプラスした。
スクエアフォルムのショルダーバッグも、着こなしのムードにぴったりなじんで。「スカートは、今の気分に合うローウエスト加減と爽やかなブルーデニムの色味がお気に入り。夏に向けて、ミニスカートに合うサンダルを購入したいですね」と綾部さん。
クレージュのスカートをスポーツミックスで取り入れて
フォーゲットミーノッツ(@forgetmenots_official)ディレクター 戸田静さん(@shizuka___0911)
クレージュのミニスカートをモノトーンで着こなした戸田さん。「『ミニスカートと言えばクレージュ!』と思い、迷わず選んだ1点。脚をきれいに見せてくれる台形シルエットに加えて、正面からはキュロットのようにも見えるスポーティなデザインが気に入っています。テーラードジャケット×ミニスカートという王道スタイリングに自分らしさを取り入れるため、ウエストポーチとスニーカーで遊びをプラス。スポーツとモードの要素をミックスさせるのがこだわりです」
ジャケットのインにも、ナイキ ジョーダンのロゴ入りTシャツを選び、さりげなくスポーツミックス。ピンストライプのジャケットをカジュアルダウンしつつ、重ねづけしたネックレスで首まわりを華やかに。「アクセサリーは祖母と母から譲り受けたものです」と戸田さん。
text: Chiharu Itagaki