ウエスト位置や素材、シルエットの変化に、トレンドが如実に表れるパンツ。おしゃれな4人に、今愛用しているパンツを使ったスタイリングを見せてもらった。セルフ撮影によるスナップをチェックして、旬のムードを感じて。
デザイン性の高いデニムパンツを主役に
パンツ/メゾン マルジェラ シャツ・中に着たボディスーツ/ミスターイット
THE OUR バイヤー 小林加奈さん (@cna213 )
小林さんの選んだ今シーズンのお気に入りパンツは、メゾン マルジェラのブルーデニム。「太めの形ですがダボっとした印象はなく、すっきりと見せてくれるパンツです。何にでも合わせやすく、重宝しています」。合わせたのは、フレッシュなイエローのシャツとボディスーツ。「普段は主役にするドレッシーなシャツを羽織にして、同色のボディスーツを合わせ、カジュアルな印象になりすぎないようにしました」と小林さん。
ファッションラバーからの人気も高い、メゾン マルジェラのデニムパンツ。ウエストラインにカットが入ったデザイン性の高いアイテムを、ミニマルなアクセサリー使いでさらりと着こなした。「今年の夏は、ヘルシーな肌見せスタイルに挑戦したいと思っています」と小林さん。
メタリックゴールドのワイドパンツがスパイシー!
パンツ/M A S U カーディガン・トップス/トーガ
フラワーショップ勤務 早崎円馨さん (@madokahayasaki )
「この日はカレーを食べに行く予定があったので、ターメリックカラーでまとめました!」と早崎さん。ややマットなメタリックゴールドのパンツは、M A S Uのもの。「ずっとメタリックなパンツが欲しくて、古着店などでも探していました。これはゴールドの色みも好みだし、ワイドなシルエットだけどリネンだからドレープが柔らかく、上品に着られるので気に入っています」。華美になりすぎないゴールドは、ヘアカラーとの相性もバッチリ!
トップス&カーディガンには、あえてデザイン性の高いアイテムを合わせて。「ハイウエストパンツなので、胸もとにポイントのあるものを合わせたり、ショート丈のカーディガンを羽織ってバランスを取っています」と早崎さん。
チノパンツ×ショート丈シャツで作る最旬バランス
パンツ・シャツ/アストラット
UNITED ARROWS プレス 家城麻依子さん (@maikoieki___ua )
「身長が158cmなので、服選びでは丈感や全体的なバランスを重視しています。シンプルながらデザインの効いたアイテムを、さらりと着こなせることを目指しています」と家城さん。チノパンツ×クロップトシャツで、今シーズンらしさたっぷりのスタイリングを見せてくれた。「今年の気分、プレッピーなスタイルにまとめました。トップスとボトムスのバランス感がポイントです」
パンツは一見するとベーシックなデザインだが、ウエスト部分が二重になっていて、ローウエストパンツから中に穿いたジャストウエストパンツがのぞいているように見えるのが面白い。「ショート丈トップスと合わせても、おなかを出さずにローウエストスタイルを楽しめます! チノパンツというカジュアルなアイテムながら、きれいに見える優秀パンツです」と家城さん。
スタイルアップ見えも叶うバギーパンツ
パンツ・シャツドレス/ドリス ヴァン ノッテン Tシャツ/ヴェトモン サンダル/ジル サンダー ブレスレット/トムウッド
MOGGIE CO-OP MD/マネージャー 村上由美子さん (@ymk1031 )
村上さんが選んだのは、ドリス ヴァン ノッテンのバギーパンツ。同ブランドの鮮やかなシャツドレスと合わせて、ドラマティックなパンツスタイルに。「シャツドレスをプリントTシャツに合わせて、普段使いできるようにしました。ドレスの柄に負けないように、ワイドパンツでバランスを取っています」と村上さん。パンツはあえて黒ではなくオリーブグリーンを選び、軽さを添えるとともに、ドレスの色彩となじませて。
「このパンツはドリスの定番モデル。他の素材でも持っています。脚長効果があり、ワイドシルエットで雰囲気が出るのでお気に入りです」と村上さん。Tシャツを合わせてもカジュアルになりすぎず、洗練されたムードに仕上がるのがさすが!
text: Chiharu Itagaki