毎年、暑い季節になると着たくなるサマードレス。今いちばんお気に入りのドレスを、４名のファッショニスタに教えてもらった。セルフ撮影形式のスナップで、みんなのこだわり溢れるチョイスとスタイリングをチェック。小物の合わせ方も参考になりそう！
鮮烈なカラーのリネンドレス
Wallace & Murron スタッフ 寺内亜耶香さん（@akka0327）
夏の日差しに映える、ビビッドな色合いのドレス＆ノースリーブトップスを着た寺内さん。キャミソールドレスはジャンシドゥームのもの。「リネン素材で、たっぷりしたスカートのシルエットがお気に入りです。ボタンを外してボトムスと合わせてもいいし、一枚で着用することもできます」。フロントに並んだ小さな白いボタンが、さりげなくイノセントな表情を添えている。
「身長が低めなので、いつもスタイルがよく見えるバランスを意識しています。今回は、リゾート感のあるドレスを、帽子や靴でシックに見せたいと思いました」と寺内さん。シューズとハットをブラックで揃えつつ、ニットバッグはあえてアクセントになる色を選び、差し色にした。
花柄の切り替えドレスに、サンダルで色を差して
会社員 瀬崎愛美さん（@sezaki_ami）
「普段から、フリルや花柄の入っている柔らかいイメージのワンピースをよく着ます」と瀬崎さん。今回選んでくれたのは、バレンシアガの切り替えドレス。「ビビッドな配色とフロント・バックで異なる花柄の生地を使用しているところがお気に入りです。着用しているとパワーをもらえる１着です」
フロントの鮮やかなプリントに対して、バックプリントにはノスタルジックなムードが漂って。「ドレスを着るときは、可愛らしくなりすぎないように小物で調整しています」と瀬崎さん。今回はドレスのオーラに負けない、強い発色のサンダルで足元を引き締めた。「ドレスのフロントの色味に合わせて、ビビッドなサンダルを選びました。今年の夏は、このスタイリングでたくさん出かけたいと思います！」
大きなチューリッププリントに漂う遊び心
DELTA スタッフ Sakuraさん（@i__124）
Sakuraさんが着たドレスは、プラン シーのもの。ピッチの異なる２種類のストライプが切り替えられていて、フロントに大きくプリントされた影絵のようなチューリップのモチーフが印象的だ。「青いストライプはきれいめなのですが、大きいチューリップのプリントや、背中のカットなど、実は遊び心がたっぷり。カラートーンも絶妙です！」とSakuraさん。ひとクセあるビッグシルエットにも個性が漂う。
「ドレスがきれいで大人っぽいぶん、ナイロンのバックパックでカジュアルに見せたり、ジル サンダーのロングブーツをくしゅっとさせて、ドレスとのバランスを意識しました。相反するものを合わせたり、“それっぽくなりすぎない”ようなスタイリングが心地よいと思っています」とSakuraさん。
ブラックドレスに、赤いボーダーカーディガンをプラス
伊勢丹新宿店 リ・スタイル アシスタントセールスマネージャー 川田夏美さん （@natsu060）
「今年の夏はズルっとしたゆるいスタイリングが気分です。あえて大きめのサイズを選び、ベルトや袖をまくったり、抜き襟でゆるっと。自分のペースや気分で、力を抜いてゆるく夏を過ごしたいです」と川田さん。ドレスも、今年はタイトなシルエットより、リラクシングなシルエットのものをチョイス。IHNN（イン）のドレスは、アシンメトリーなデザインにニュアンスが漂う。「着るだけで一気にテンションの上がるロングドレス。一見するとシンプルですが、ツヤのある素材で肌触りが抜群です」
手に持ったカーディガンをクロスがけしてアクセントに。「この日はショッピングとカフェに行く予定だったので、冷房対策でカーディガンを。オールブラックにパッと映える赤をチョイスしました」と川田さん。
text: Chiharu Itagaki
