重要な会議やプレゼンテーションなど、炎天下でもきちんとした格好で臨む必要のあるワーキングデー。モード感を意識しつつ、涼しさと場にふさわしい「きちんと感」をどう両立させているか、おしゃれな4名の実例を見せてもらった。セルフ撮影形式のスナップをチェックして、暑い季節だからこそのこだわりや工夫を参考にしよう!
ドット柄を効かせたホワイトルック
伊勢丹新宿店 リ・スタイル アシスタントセールスマネージャー 川田夏美さん (@natsu060)
ホワイトのワントーンスタイルが爽やかな印象の川田さん。「百貨店勤務ということもあり、館内は冷房が利いていて寒いと感じることも。羽織れるシャツやジャケットは必需品です。老若男女さまざまなお客さまが来店される場所にふさわしく、露出は控え、季節感のある素材や通気性、動きやすさにこだわっています」
スタイリングのアクセントになっているのは、アキラナカのドット柄ジャケット。「ニュアンスのあるドットにアート感があってお気に入りです! 黄みがかったアイボリーやナチュラルな生成り、艶っぽさやマットな質感など、素材感を変えてメリハリのあるワントーンにしました」と川田さん。奥行きのあるホワイトルックで、肌は見せなくても夏らしく涼しげにまとめた。
モード感たっぷりなアイテムで作るお仕事スタイル
会社員 天田みのりさん (@minori_amada)
「夏はジャケットを羽織る機会が減るので、1枚でさまになるようなシャツを選ぶことが多いです」と天田さん。「きちんと感が出るよう、シャツ、プリーツスカート、ヒール靴を選び、全体をモノトーンでまとめました」。染色されてストライプ状になったプリーツスカートは、かすかなにじみが美しい。アシンメトリーなシルエットや変形カラーがユニークなシャツと合わせて、あくまでエッジの効いたオフィススタイルに。
コンサバになりすぎないように、ブルーのパンプスでアクセントをつけたとのこと。エレガントな佇まいのバッグが、カジュアルになりがちな夏の着こなしをリュクスに引き締めてくれる。「ここ数年、ジュエリーを少しずつ集めています。今は夏につけたくなるような、インパクトのあるブレスレットを購入したいです」
お気に入りのリネンのセットアップを主役に
73 Showroom PR 河野なみこさん(@namikokono)
「普段から打ち合わせや顔合わせが多いので、なるべくきちんと感のある、でもどこかリラックス感もあるようなスタイリングを意識しています」と河野さん。真夏のお仕事スタイルで大切にしているのは「普段より少し明るい色の服を選ぶことや、華やかさをプラスすること」だそう。今回は、カオスのトップス&パンツをセットアップで着用。絶妙なハリ感としなやかさのあるリネン素材が、夏のワーキングスタイルにぴったりだ。「とにかく、このセットアップが今季のお気に入りです!」
「アクセサリーや、モード感のあるヒールのパンプスで華やかさをプラスしています」。シューズとバッグ、トップスの中に着たインナーはブラックで統一して、白いセットアップを引き締めて。ヘアをまとめたスカーフもエレガント!
インナーでさりげなくスパイスを加えて
SUPER A MARKET AOYAMA スタッフ 高橋 悠さん(@__takahashi.h__)
「きちんとTPOをわきまえながら、ディテールにこだわることでファッションの楽しさを忘れないオフィスカジュアルを意識しました」と高橋さん。オフィスルックの定番とも言える、ブラックジャケットとピンストライプ柄パンツの組み合わせだが、よく見るとジャケットにはドット柄があしらわれていたり、パンツのウエストが大胆にツイストされていたりと、モード感のあるスタイリングに。「主張しすぎない私なりの『柄オン柄』スタイルです」
「インナーには、ガーターベルト付きのタンクトップを仕込んで、ちょっとクセありな要素も忘れずに」。きちんとしたスタイリングの中に、フェティッシュな表情とともに自分らしい個性をプラスした。ダークトーンの着こなしに、真っ赤なバッグも効いている。
text: Chiharu Itagaki