2023年秋冬コレクションではコペンハーゲンに始まり、現在はパリで開催中。ブランドのルックも注目だけど、なにより気になるのは、ショー会場に登場したモードラバーの着こなし! 2023年春夏のトレンドを取り入れた、11人のジャケットスタイルを参考に。
甘いピンクに光沢感をプラスしたなら
今季のトレンドであるパステルカラー。可愛くなりすぎないポイントは、エッジの効いたアイテムを選ぶことと、センスが漂う色合わせ。ベーシックだけれど個性的に見えるのは、光沢感のあるテキスタイルのおかげ。その他のアイテムを潔く白に絞って、ジャケットと真っ赤なシャネルのバッグを強調させているのがポイント。
大人のハーフ丈パンツスタイルの最適解
コペンハーゲンでアートを学んでいるエマ・フリドセルは、短いピンクヘアがトレードマーク。ライトグレーのジャケットにハーフパンツを合わせた。デニムジャケットをレイヤードしている点もこなれて見えるポイント。程よく素肌が見えることで軽やかな雰囲気に。ベルトをクロスで結ぶように締めるなど、小物の取り入れ方も独創的。
身頃の切り替えで個性を与えて
淡い水色は全身で取り入れると膨張しがちなカラーだけれど、部分的にネイビーなどの締め色を足すことでバランスよく着られる。彼女が羽織っているジャケットはウエストで切り替えが施されていて、コーディネートのよいアクセントになっている。襟はピークドラペルでシャープに、胸もとにはコインモチーフのバッジをつけてユニークに。
マニッシュなセットアップにはヘアで抜け感を加えて
オーバーサイズのセットアップを野暮ったくならずに着るポイントは? 正解は、コペンハーゲンでキャッチした彼女のスタイリングにあり。なかに合わせたシャツやロエベのモノグラムバッグ、足もとのローテクスニーカーなど、セットアップ以外を同じトーンに統一することで、モダンな印象に一歩近づける。
見ているだけで元気になれるようなジャケットが相棒
さまざまなワッペンが貼り付けられたユニークなジャケットは、ガーリーな白ドレスとも好相性。ヤンヤンのニットカーディガンや、三つ編みヘアともよく調和している。可愛らしいコーディネートをグッと引き締める黒のブーツや、ショルダーバッグといったレザー小物を味方に。
オール黒スタイルをとことんクールに着こなしたら
トレンドのローライズボトムを取り入れたメアリー・リーストの着こなし。この日はすべてマイケル・コースのアイテムで揃えて。美しい腹筋はもちろんのこと、ミニマルなスタイリングが印象的だ。無地ではなくストライプ柄を選ぶことで、シンプルな装いにひと匙のアクセントを加えている。
カッティングがユニークなジャケットを主役に
胸下のカットアウトが特徴的な、深みのあるパープルのジャケット。あえて胸もとを開けてタンクトップとチェーンネックレスでカジュアルに仕上げている。上半身に色を使ったら、ボトムスはモノトーンが好バランス。サテン生地のパンツにプラダのポイントトゥシューズ、ユゼフィのバッグでとことんモードに。
煌びやかなチュールと黒ジャケットの共演
ミラノのブランド、アクト・ヌメロウーノのジャケットを主役に、華やかなコーディネート。随所にあしらわれたチュールが存在感を放ち、シンプルなデニムとの合わせをドレッシーに仕上げている。これをまねするなら、デニムの上にチュールスカートを穿くのがおすすめ。簡単にプラスワンできて、印象的な着こなしに。
オーバーサイズの白ジャケットでマニッシュに
春は定番の白シャツを選びがちだけれど、今年は「ジャケット」で白を取り入れたい。参考はスタイリストのソフィア・ローのスタイル! オーバーサイズのスポーツマックスのジャケットに、シャツやパンツはあえてクリーム色を選ぶことでグッとこなれた雰囲気に。コーディネートを引き締める黒ベルトがいいアクセントに。サングラスも同色で、クールにまとめて。
黒とイエローのコントラストが印象的
定番のブラックジャケットは、カラーもののアイテムと組み合わせると今季らしく取り入れられそう。このスタイリングはイエローを基調に、黒で全身を引き締めている。よく見るとシュリンク生地やレース、レザーなどさまざまな素材がMIXされていて、色と質感で楽しむことができる。プラダのシューズ、ガニーのミニバッグでドレスアップ。
個性的なジャケットはレイヤードで魅せて
コペンハーゲンでキャッチしたこちらのルックは、異素材のアイテムを組み合わせたり、柄物を重ねたりと、随所に遊び心が薫る。チェック柄に箔プリントを載せた身頃にニットの袖を組み合わせたジャケットは、個性がありながらもスタイリングのいいアクセントになっている。ドレスからフレアデニムを覗かせたり、ポップな配色のニット帽を仕上げに足したりと、ドレスダウンすることでいい塩梅に。