定番だからこそマンネリ化しがちなニットのスタイリング。秋冬のマストハブアイテムをファッション上級者はどう着こなしている？ 今年新調したお気に入りのニットを使用したコーディネートを見せてもらった。ぜひ着こなしの参考に！
唯一無二のアートピースのようなニットを主役に
ステディ スタディ PR 川村詩織さん (@shiorikawamura_)
川村さんが選んだのは、自然の温かさが伝わる唯一無二の魅力を放つアートピースのようなマメ クロゴウチのニット。「長野の移ろいゆく四季の風景や、記憶のなかにある“思い出”が表現された絵織り作品からインスピレーションをうけたそうです。スケッチに描かれたかのような百合園の風景が、美しい色表現と高度な編み技術で表現されている点もお気に入り」。
「今回は美しいカラーリングのニットを引き立てたかったので、他のアイテムはシックな色でまとめました。ショートパンツは無地ではなく細いストライプのものにしたり、バッグとブーツの素材感に変化をつけるなど、シンプルすぎず、野暮ったく見えないように気を付けています。今後はカラー小物やタイツなどと合わせたコーディネートにも挑戦したいなと思っています！」
様々な見せ方で楽しめる万能なニットカーディガン
広告代理店勤務 川本早紀さん（@saki_kawamoto_）
「フライトジャケットを表現したニットカーディガンなので、そのままジャケットっぽく合わせたり、ボタンを留めてシャツっぽく着こなしたりと、様々なスタイリングが楽しめるのが特徴です」と川本さん。程よくボリューム感のあるベージュのニットカーディガンに、黒のパンツを合わせれば、グッとモードな印象に。
「ローゲージなので、ざっくりとラフに着られる点もお気に入り。左右どちらでも開閉可能な大きなボタンや、背面にあるヘアポケットなど、遊び心溢れるデザインも好きです」。ベージュと相性のいい赤のバッグを差し色にしたところも、川本さんらしいセンスが漂う。
シンプルなスタイリングに華を添える絶妙な色合い
Sister PRESS 榊原さくらさん （@sakuchannel）
スウェット×デニムと一見シンプルに思えるが、パープルとピンクが織りなす絶妙な色味のニットカーディガンを合わせ、コーディネート全体に彩りを添えた榊原さん。「普段からニットカーディガンはよく着ていて他にも何着か持っているのですが、このカーディガンはメンズということもあって重ね着しても使いやすいサイズ感で、特に気に入っています」。
「毎年の定番アイテムではありますが、ニットはどうしてもカジュアルに見えがちなので、小物やブーツでコーディネート全体を引き締めて、単調に見えないように心がけています」とニットスタイリングのこだわりを話してくれた。
定番に遊び心を加えたアーガイル柄のニットをまとって
Forget-me-nots ディレクター 戸田静さん(@shizuka_fmn）
秋冬らしいアーガイル柄のニットとミニ丈のプリーツスカートの組み合わせでガーリーな印象に仕上げながらも、足もとでスポーティなムードを演出。この駆け引きのバランスが戸田さんらしい。「王道のデザインに見えますが、ウエストのサイドにレザー調のベルトがついていて、アーガイル柄の優等生的なイメージに一癖加える、レザーベルトのパンクっぽさがツボなんです」。
「少しやんちゃなスクールガール風のスタイリングにしたかったので、足もとはバスケシューズにしました。ローファーやブーツより、“それらしさ”が出るかなと」と戸田さん。近頃気になっているアイテムに関しては、「ウルフカットにしたばかりなので、無造作ヘアにふわふわのイヤマフをつけたり、外ハネヘアにバンダナをつけたりしたいです！」と教えてくれた。
