シーズンを問わず着られる定番アイテムのデニムが今、改めてトレンドとして注目されている。今季らしく着こなすヒントは、「ローウエスト」や「ダメージ」、「ひと癖あるデザイン」にあり! モード好きな4人に今季の相棒デニムを中心に、それぞれのスタイリングを見せてもらった。ぜひ普段の着こなしの参考にしてみて。
ローウエストのデニムパンツから覗くヘルシーな肌
ケイト・スペード ニューヨーク PR 林 美柚子さん(@xmiyuzu)
今季、ボトムスの最大トレンドであるローウエストをデニムで取り入れた林さん。「アクネ ストゥディオズのパンツは、気分次第でローにもハイにも位置の調整ができるので重宝しています。モノトーンにも、カラフルなアイテムにも似合う明るいブルーなので、シーズンを問わずたくさん穿いていますね。今日はベルトマークしてウエストを強調してみました」。
ローウエストのボトムスからちらりと覗く素肌がヘルシー。程よく抜け感を与えるために意識していることは?
「ショート丈のトップスではなく、あえてシャツのボタンを少し外して、さりげなく肌を見せるようにしています。ファー付きの袖が風になびくととてもきれいで、日常を少しドレスアップできます! 上半身に要素が多いこともあって、バッグはシンプルなものを合わせました」。
ダメージ&フレアで存在感を演出して
PR 萩原美緒さん(@miohagihara)
アンスクリアのデニムパンツを色鮮やかなニットベストに合わせた萩原さんのスタイリング。「膝のダメージ部分がお気に入りです。やりすぎていないちょうどいい塩梅で、大人でも抵抗なく穿けるのがいい! ダメージ部分から少し肌を見せることでコーディネートに抜け感が出るので、これからの時期におすすめです」。
「デニムパンツとサーマル、ベストなど、カジュアルな印象のアイテムが多いときは、逆にドレッシーな小物を足しています」と萩原さん。「今日はメタリックバッグを持ったり、シルバーのキーチェーンを腰につけたりと、キラキラと光る要素を取り入れました。ウェスタンブーツを合わせて、足もとをすっきり見せたところもポイントです」。
ウエストのカラビナディテールで個性をプラス
ノリ エノモト デザイナー 榎本紀子さん(@37nori)
「大好きなブランド、チョポヴァ ロウェナで最近購入したデニムです。この春は新しく、少し個性的なアイテムに挑戦してみたくて! ウエストにぐるりとあしらわれたカラビナ、そして無造作につけられたチャームが可愛くてお気に入り。歩くたびに、カチャカチャと音を立てるのが楽しいんです」と榎本さん。パンツのデザインには遊び心がありながら、濃いインディゴカラーでシックな表情も併せ持っている。
フレアシルエットが美しいデニムパンツに合う、春のスタイリングは?
「このパンツは、よく見るとウエスト部分がカットアウトされているんです。それとリンクさせるように、トップスにも肌見せ要素を入れてみました。でも、さりげないことが重要。あくまでもヘルシーに見えるようなバランスでまとめるのが私流です」。
ユニークな変形シルエットのデニムジャケットを選んで
PR Chirikoさん(@ghipikq)
コートやダウンジャケットを脱ぎ、開放的な気持ちになれる春のシーズン。Chirikoさんは軽やかなデニム生地のジャケットを羽織って登場。「オールブラックだけれど柔らかい素材感なので、重たく見えずに気軽に着られます。ゆったりとしたシルエットはボタンを留めることでウエスト部分がフィットして、メリハリが生まれるのが可愛いんです。コーディネートに合わせて見え方に変化が生じる点もポイント」。
斜めに入ったポケットや、切り替えられた袖先など、ワーク要素を取り入れながらもグラフィカルで、センスが漂う。「今回のようなカジュアルな装いにも合うし、フォーマルなワンピースにあえてMIXするのもおすすめ。仕上げにお気に入りのキャップを足しました。今日被っているのはソウルのブランド・オープニング プロジェクトのものです」。