色や柄を取り入れた個性的かつ華やかなスタイリングもいいけれど、今季は統一感のある“ワントーン”にも挑戦してみたい。引き続き注目を集めるミュウ ミュウやボッテガ・ヴェネタが発表した2023年秋冬コレクションでも、全身を同じトーンに合わせたルックが多く登場していた。そこで今回は、着こなしにセンスが漂うおしゃれな4人が、スタイリングテクニックを伝授!
グレートーンにほんの少し、彩りを加えて
ケイト・スペード ニューヨーク PR 林美柚子さん(@xmiyuzu)
アウトドアブランドからモードブランドまで、幅広いジャンルのアイテムを取り入れた林さん。「バランスと素材感を意識して、のっぺりと見えないように工夫しました。ダブルジップのアウターは、下を開いてウエストラインが見えるようにすることで、重い印象になりがちなダウンジャケットをすっきりと見せています。グレーの色味に馴染むようなシルバーのバッグを合わせて、メリハリをつけてみました」。
2023年によく着用した服の色は? 「気づけば黒ばかりに手が伸びていましたね。だからこそ、バッグなどの小物を差し色として、シーズンカラーを入れることが多かったように思います。2024年の上半期は、風のように素早く軽やかに乗り越えていきたいので、ミントブルーに注目しています! ちなみに年越し時のネイルカラーも、キラキラと輝くラメ入りのミントブルーにしました」。
オールブラックは素材使いで遊び心を
PR 萩原美緒さん(@miohagihara)
光沢感のあるアンスクリアのMA-1ジャケットが、デニムのカジュアルな雰囲気をピリリと引き締めて。「ワントーンでまとめるときは、なるべく素材の異なるアイテムを組み合わせるようにしています。オールブラックコーディネートは取り入れやすいですが、足もとまで黒でまとめると強すぎてしまうので、小物で違うカラーを足すと軽やかな印象になると思います!」
「2023年はヘアをハイトーンカラーに戻したこともあり、ベーシックカラーのアイテムを着ることが多かったかもしれません。今年も引き続きブラックの登場回数が多そうですが、透け感のある素材や肌が見えるアイテムをレイヤードしながら、冬とは違う雰囲気で楽しめるスタイリングを意識したいです」。
ミルクティーのような柔らかい色を重ねて
ファッションPR/モデル 長峰由莉さん(@yurinagamine)
「ベージュを基調に、同系色でまとめてみました。ミルクティーのように柔らかい色味のコートはエストネーションのもの。インナーにあえて透け感のあるブラウスを合わせることで、ストールの温もりを強調させています」と長峰さん。ミニバッグや装飾的なシューズで華やかさもプラスして。
2024年、挑戦してみたいカラーやスタイリングは? 「バターイエローや、ルージュレッドといったカラーアイテムに加えて、ウールやカシミヤのニットなど、冬らしい素材のアイテムも着たいですね。個人的に、2023年はベージュとグレーのアイテムが多かったので、少しアップデートしたスタイリングにしていけるといいなと思っています」。
アースカラーは肌見せと差し色をポイントに
フラワーショップ勤務 早崎円馨さん(@madokahayasaki)
「今日は珍しく、アースカラーで全身をまとめてみました。優しいトーンではありますが、最近迎え入れたガンイカワの真っ白なバッグを投入することで、ほっこりしすぎないスタイリングを意識しました」と早崎さん。色はベージュやカーキ、柄はレオパードと、バリエーションが出るアイテムを選んでいる。
「ヘアカラーを最近ピンクから赤っぽい色に変えたんです。気分が変わったことで、少し選ぶ服も変わったような気がします。元々赤色が好きなので、今までも割とスタイリングに忍ばせてきたのですが、その甲斐あって(?)周囲からも『赤が似合うよね!』と言ってもらえています(笑)。2024年もさまざまな色を取り入れつつ、センシュアルなムードのスタイリングにも挑戦してみたいです!」