うだるような暑さにより、どうしてもおしゃれ欲が低下しがちな夏。そんな時季こそ、一枚でさらりと着られる軽やかなサマードレスを味方に! そこで今回はラフになりすぎず、モードな着こなしを楽しむテクニックを4人のおしゃれ上級者に見せてもらった。マンネリ化しない今季らしい装いを学んで。
凹凸のある生地感が涼やかな【ジル サンダー】
MOGGIE CO-OP(マギークープ)MD/マネージャー 村上由美子さん(@ymk1031)
「本格的に暑くなってきたので、ジル サンダーのノースリーブドレスを新たに迎え入れしました」と村上さん。特徴的なペプラムデザインが目を引くドレス。一枚で着ても、自然とシルエットに動きが出ることが嬉しいポイントだ。「表面に凹凸のある生地は、さらりとした肌触りで、夏でも不快感なく着られるところがお気に入りです」。
「夏はカジュアルになりがちなので、今回はブラックワンピースとゴールドのジュエリーで、モードに仕上げてみました。小物の足し引きのバランスは、そのときの装いによって少しずつ変えています。肌見せは今季も引き続きトレンドだと思うので、大人っぽくヘルシーに取り入れていきたいですね」。
独特なリボンデザインが清涼感を生む【シモーネ ロシャ】
ノリ エノモト デザイナー/パタンナー 榎本紀子さん(@37nori)
夏のファッションを楽しむ上で欠かせないのが、シースルー素材のアイテム。榎本さんはシモーネ ロシャのドレスを選んだ。「Farfetchで購入したばかりです。シースルーに加えて、歩くとドレス全体に付いているリボンがヒラヒラと動くので、どこか涼やかな印象になるんです」。
ロマンティックなドレスのインナーや小物を黒にすることで、エッジを効かせて。「ランジェリーっぽくなりすぎないように、ドレスにチュールのトップスを重ねたり、足もとは存在感のあるブーツを合わせたりしてみました。靴やバッグといった小物でハズすと、スタイリングがグッとまとまりやすくなると思います」。
【ガニー】のドレスは、膨らみのあるフレアシルエットが魅力
TRENT スタッフ 佐々木三奈さん(@ssk__mnn)
「サテンのリボンで花を描いたユニークなデザインと、着用時のふわりと広がるシルエットがとにかく可愛いガニーのドレス。合わせるインナーにより雰囲気がガラリと変わるシアー素材とあって、意外と着回ししやすい! そんなところもお気に入りです」と佐々木さん。
「リボンモチーフのドレスが子どもっぽく見えないように、オールブラックにすることで全体を引き締めてみました。透け感のあるウェアに合わせて、ガニーのタイツも10〜20デニールほどの薄いタイプを選んでいます。今季らしいクリアフレームのメガネや、ハートモチーフのネックレスを取り入れると、グッと軽やかに見えるんです」。
【ファウンドリーミューズ】今季トレンドのバルーンシルエット
ファッションPR・マーケティング 貴田結衣子さん(@ouiws_)
海外出張が多いという貴田さん。着るとモチベーションが上がるというファウンドリーミューズのドレスは、2WAY式になっている。「チューブドレスにも、スカートにもなる優れもの! ちょっとしたドレスアップシーンにも着られますし、程よい抜け感を演出してくれます」。
「サマーニット部分と、スポーティな質感のスカート部分との切り替えがポイント。下半身の立体的なボリュームシルエットも可愛いんです。小柄ということもあって、肩や背中を見せるとバランスが取りやすいなと感じています。きれいにまとまりすぎないように、シュシュやハイカットスニーカーといった小物で遊び心を加えてみました」。