シンプルになりがちな夏のスタイリングに華を添えてくれるアクセサリー。ただレイヤードで楽しむとなると、意外にセンスとテクニックが問われるもの。そこで今回は、モードな4人にアクセサリーを生かしたサマーコーディネートを見せてもらった。連日の猛暑でおしゃれ欲が半減しそうな今こそ、小物の重ね着けテクニックを参考にしてみては。
ターコイズの指輪を際立たせるモノトーンスタイル
スタイリスト 山﨑静香さん(@shizuka_yamazaki__)
大ぶりな指輪の重ね着けは、バランス感覚がカギ。山﨑さんはどのように合わせている? 「存在感のあるものは、片手にひとつかふたつで納めて、抜け感を出すようにしています。華奢な指輪はあえて同じ指に重ねて、ボリューム感を演出するのもおすすめ。年齢を重ねても人生をともに過ごしたいと思えるジュエリーを少しずつ集めていきたいと思っています」。
「アドリンヒューのターコイズリングは今春、南青山のサロンにて石からオーダーメイドで作らせていただきました。四角の一片が欠けた歪な形が美しい指輪を目立たせるために、モノトーンのコーディネートで。カナコ サカイのTシャツはネックラインが美しいので、あえてネックレスはつけずに、主張的なアクセサリーは手もとのみにしています」。
カラフルなストーンモチーフの小物で、陽気なムードに
フリーランスPR 長峰由莉さん(@yurinagamine)
軽装になりがちな真夏のスタイリングには、大ぶりでカラフルなネックレスをオン。「ソフィア203のネックレスは黒Tに映えるデザイン。去年の夏、エストネーションで一目惚れしたアイテムです。重ね着けは割と好きなので、チェーンの細さや、使用している材質などが違うものを合わせて楽しんでいます」。
「時計はカルティエ、指輪は祖母と母から譲り受けたものが多く、大切に身に着けています。一生もののジュエリーは、おばあちゃんになっても愛用できるのがいいですよね。今日のスタイリングは、小物たちを際立たせるためにダークトーンかつシンプルに。カラフルなネックレスとバッグをリンクさせることで、ポップな雰囲気を演出してみました」。
毎日をともに過ごす、相棒リング
会社員 川本早紀さん(@saki_kawamoto_)
「リングは基本的に毎日、同じものを同じ位置に着けています。セリーヌのネックレスは4年前に購入して以来、ずっと愛用しているお気に入りのアイテムです。シャネルの時計は、母から譲り受けたもの。リングは大学生の時に頑張って購入したものから、旅先で購入した思い出のあるものまで、さまざまですね」。
「アクセサリーがテーマだったので、洋服はベーシックに。ピンストライプのベストに定番のデニムを合わせました。といっても、どんなスタイリングでも基本的に同じアクセサリーを着けていることが多いですね(笑)。ただ毎日一緒に過ごしているから、身に着けるだけで自分らしくなれるというか、安心感があるんです。今日はティアドロップ型のメガネを合わせて、レトロな雰囲気をプラスしてみました」。
手をキャンバスのように。抜け感を意識してシルバーをMIX
studiolab404.com バイヤー monetさん(@monet_express)
シルバー小物でまとめた手もとには、どこか清涼感が漂う。「ストーン付きのリングで少し遊び心を醸し出しながら、ネックレスの重ね着けで抜け感を演出してみました。ヘアスタイルや服装にもよりますが、ブレスレットやイヤカフが重いと感じる時には“顔まわり”は軽めに、逆に存在感のあるネックレスを主役にしたい時には“手もと”は華奢なものでまとめたりと、バランスを取るようにしています」。
「最近はお気に入りのアイテムをずっと身に着けるというよりも、その日のスタイリングのバランスを見ながらジュエリーを選んでいます。マテリアルが面白いカーディガンや、ほつれといったアクセントのあるニットなどを、華奢な小物と合わせるのが気分」とmonetさん。