トレンドのショートパンツの着こなし方は? 定番アイテムのロングパンツを今季らしくアップデートするには? 自身のスタイルを持つモードな4人に、大人のための夏のパンツルックを伝授してもらった。すぐに実践できるスタイリングテクニックをぜひ参考にしてみて。
無垢なコットンパンツに、裾のフリルが甘さを足して
VISITFOR バイヤー Nozomiさん(@noz_omi)
大人が穿くショートパンツは、どう着るのがおしゃれ? そんな疑問に答えてくれたのは、モードラバーからの支持が厚い大阪のセレクトショップ、VISITFORのバイヤーであるNozomiさん。「程よい甘さとラフさのバランスが大切かなと思っています。イギリスのファッションブランド、コーリーのパンツ。裾のフリルがいい塩梅なんです。薄手のコットン素材はこれからの季節にぴったり!」。
「今日は、あえてメンズライクなブレスの転写Tシャツと合わせてみました。可愛いアイテム同士でスタイリングを組んでしまうと、個人的には見せたい雰囲気があまりにも変わってしまうため、気をつけています」とNozomiさん。「この夏は、特にルーズな服を取り入れたい気分なんです。逆にトップスがドレッシーな時は、デニムを選ぶなどメリハリをつけたいですね」。
パジャマルック風でヘルシーに魅せて
フリーランスPR 船山真凜さん(@marin_funayama)
「このパンツはリラックスウェアなので、外着の時はシャツで調和しています。1枚ではカジュアルなアイテムでも、同色で合わせると上品にキマるのでネイビーで揃えました。少し素材感を変えているのも、小さなこだわりです。小物のケリーグリーンをポイントにしながら、露出が多いこともあって、足もとは重たい素材感のものを選ぶようにしてます」。
人気が定着したトランクスパンツを部屋着のように見せないポイントは、素材とシルエットにあり。「今日は、ドローのユニセックストランクスを主役に選びました。私がパンツ選びで大切にしていることは、脚を出す時のトップスとのバランス。トップスはオーバーサイズのメンズアイテムを選びがちなので、ショートパンツは割とコンパクトなものにして、上下のバランスを考えています」。
ロング丈のアップデートはレース素材で
nori enomoto デザイナー 榎本紀子さん(@37nori)
ファッションデザイナーの榎本さんは、透け感があるエムエム6 メゾン マルジェラのロングパンツをセレクト。「レース素材のパンツは1本持っておくとかなり便利! 着こなしに軽やかさを加えたい時の相棒です。最近気になっているのはワイドシルエットのもの。太めのパンツにあえて小さめのトップスを合わせた、ギャップのあるスタイリングに興味があります」。
ボリュームのあるパンツに、タイトなタンクトップを組み合わせることが今の気分だという。「少し早めのサマースタイリングです。少し寒い時は薄手の羽織りものを足してもいいかもしれません。今日はレースパンツに合わせて、花柄が印象的なトップスをレイヤードしてみました」。
ボタニカル柄のデニムを際立たせて
会社員 天田みのりさん(@minori_amada)
カジュアルに見えがちなデニムは、個性的なデザインを選ぶのがおすすめという天田さん。「エトロのデニムパンツは、先日ヴィンテージショップで一目惚れ。同ブランドらしい大胆な柄使いと、ルーズなワイドシルエットが堪らなく好きです。普段から、重厚感のあるボトムスをメインにしたスタイリングが多いですね」。
「真夏にはクロップドトップスを合わせて、ボトムスからお腹を見せたいのですが、まだ肌寒い日もあるので、今日はショート丈のジャケットを羽織ってバランスを取っています。パンツを選ぶ時のこだわりは、必ず試着してから購入すること。自分の骨格に合うか合わないかは、やっぱり穿いてみないとわからないので、試着した時の感覚も大切だなと思っています」。