パリやミラノをはじめ各都市のファッションウィークには、個性的なスタイリングに身を包んだモードラバーが集結した。その中で印象的だったアイテムをピックアップしてご紹介。取り入れやすいスタイルTIPSとともにお届け。
定番のトレンチコートは変形デザインに挑戦して
パリで開催されたニコロ・パスカレッティの2025-'26年秋冬コレクション会場でスナップ。花柄のパンツを主役に、存在感のあるサングラスやアウトドア調のスニーカーなど個性的な小物を合わせた装いには、変形シルエットのトレンチコートでモードにバランスを取った。
スプリングコートは丸襟&ミディ丈が新鮮
ミントグリーンやイエロー、レッドとポップな色を小物に用いた春らしさ満開のスタイリング。ちりばめられたカラーアイテムを調和するのは、サンディ リアンのスプリングコート。丸襟やダブルブレスト、ミディ丈とさりげないながらも個性的なディテールで差をつけて。
重ね着を前提とした、オーバーシルエットのコートルック
今季のトレンドカラーであるバターイエローを取り入れたコートは、ゆったりとしたオーバーシルエット。シャツ×コートはシンプルなスタイリングも素敵なものの、一歩先を行くならば中にファーベストを重ね着して。異素材ミックスすることで着こなしに奥行きを持たせ、さらに洗練された雰囲気に。
今季の注目はショート丈のトレンチジャケット
クラシカルな印象を与えるトレンチコートは、春夏シーズンの定番アウターのひとつ。今季は少し変化をつけたいという人に向けておすすめなのが、ショート丈のジャケット。トレンチのディテールはそのままに、軽快なムードをプラスする。モノトーンのギンガムチェック柄スカートを上品に合わせて。
テック素材のフードをドッキングしたトレンチコート
コートの襟にテック素材のフードがついたミュウミュウのアウターを着用した、デジタルクリエイターのエリカ・ボルドリン。ベージュ、ネイビー、ブラックの3色でまとめることで、ソリッドな雰囲気を演出している。素足が見えるメリージェーンもアクセントに。
色・大きさ違いのドットをMIXするのがトレンド
ガーリー回帰の流行を受け、ふたたび人気が再燃しているドットパターン。より今季らしさを表現するなら、大きさや色の異なるドット柄を2アイテム以上合わせてみては？ トライしやすいのは、バッグやシューズなどの小物類。ほかのアイテムはベージュや白などベーシックな色合いにすると、大人っぽくまとまる。
ドット柄を気軽に取り入れるならシフォンスカーフで
オーバーサイズのジャケットにミニスカート＆ハイソックス。昨年から流行っているこのスタイルを春仕様にアップデートするなら、ドット柄を取り入れてみて。シフォン生地のスカーフやミニバッグといった小物なら、手に取りやすくおすすめ。白地に黒のドットは、軽やかでどんなスタイリングにも合わせやすい。
ドット柄ワンピースはグレー一色で柔和させて
2025-'26年秋冬のコペンハーゲンファッションウィークでキャッチ。モノトーンのドット柄ワンピースに極端に大きなショルダーのジャケットを合わせた、インパクト大なスタイリング。タイツとレッグウォーマーをグレーで統一することで、柔らかな印象を与えている。シルバーのバッグもアクセントに。
ビビッドカラーのソックスに光沢感のあるメリージェーンを
ベージュのブルゾンとプリーツスカートをセットアップ風に合わせ、同系色でまとめた着こなし。差し色のピンクとレッドが程よいコントラストを生み出している。仕上げに合わせたのは、艶感のあるメリージェーン。カラフルなソックスの色合いをさらに引き立てながら、全身のバランスを調和する万能なアイテムだ。
ベルト型ストラップでさりげなくエッジィに
ラコステのブルゾンやバッグ、バンダナを取り入れたリタ・モンテスマのユニフォーム風ルック。スポーティな装いを上品に魅せるため、足もとはスニーカーではなくメリージェーンに。上品ながらも、ベルト型のストラップでシャープな雰囲気をまとわせているのもポイント。
メリージェーンは迷ったらモノトーンをチョイス
シャネルの会場でスナップされたモデルのシェンは、全身をモノトーンでクールに統一。白×黒のメリージェーンはシャネルの定番アイテムで、色褪せたグレーのデニムセットアップに映える。ジーンズの裾をまくって素足を見せることで抜け感をプラス。
