「防寒とおしゃれ」を両立させるスタイリングとは? おしゃれな人に、ニット帽や手袋、マフラーといったさまざまな“あったか小物”を使用した、今季らしいコーディネートを教えてもらった。野暮ったくならないテクニックをぜひ取り入れてみて!
グレイッシュなカラーのニット帽を今季の相棒に
マーケティング 川本早紀さん(@saki_kawamoto_)
「シックなカラーリングを基調としながら、ゴールドの小物で上品さをプラスしてみました。いつもスタイリングを組む際に、落ち着きすぎず、かと言って子どもっぽくならない塩梅を探っています。今回はオール無地にしてみました。シャツはふっくらとした袖のディテールが特徴的で、ビスチェを引き立たせてくれます」と川本さん。ルーズに被ったニット帽は、コーディネートを引き締めてくれる存在だ。
ほどよくルーズなC.T.プラージュのビーニーは、グレイッシュなブルーをチョイス。「毎シーズン愛用中の定番アイテムです。ニット帽を被るときは、メガネを合わせてバランスを取ることが多いかもしれません! あと、マフラーも。巻き方を工夫しながら重めのロングコートに合わせて、モードに着こなしたいですね」。
甘×辛のバランスが絶妙な、冬のMIXスタイル
studiolab404.com MONETさん(@monet_express)
「今日はエルメスのグローブやバッグなど、手もとにレザー小物を取り入れることで、モノトーンスタイルに華やかさを演出してみました。冬はどうしてもモノトーンの洋服が多くなりますが、暗い印象を避けたいときには、目を引くカラーや、遊び心のあるデザインの小物を選ぶようにしています」とMONETさん。
「エルメスのグローブは、甲側にブランドを象徴する留め具の“カデナ”モチーフがあるのがポイントです。冬はどうしてもボリューミィな素材のアイテムが多くなるので、足もとにシャープな印象のヒールを合わせたり、顔まわりに存在感のあるジュエリーを足したりと、小物でひねりを加えています」。
モノトーンルックにリズムを生む、帽子を味方に
会社員 瀬崎愛美さん(@sezaki_ami)
全身モノトーンのコーディネートに、SCHAのニットキャップで甘さを加えた瀬崎さん。「花があしらわれた特徴的な帽子なので、それ以外のアイテムはシンプルなものを合わせました。ボリュームのあるワンピースとも相性がよく、グッと冬らしい雰囲気に仕上げてくれます」。
防寒対策としても欠かせない"あったか小物"をモードに見せるには? 「カジュアルな小物を選ぶ場合は、ジャケットやスラックスといったスタイリッシュなアイテムを組み合わせて、エッジを効かせるようにしています。ひと癖あるデザインの“あったか小物”を選ぶと、スタイリングのポイントになるので、使いやすいと思います」。
マフラーをバラクラバのように巻いて
デザイナー 山名生穂さん(@i_kuho)
NYを拠点にハンドニットを作っているブランド、CMMのマフラーを顔周りにぐるりと巻いて、バラクラバのように着用。「小物を主役にしながら、その色とリンクするようなコーディネートを組むのが好きです。なので今日は、マフラーのカーキを主軸に、アースカラーでまとめました。織りタグをあえて見せて、“水色”をアクセントにしています」。
「冬小物は、マフラーや手袋、ニット帽などが定番かと思うのですが、どれもこの時期ならではのアイテムだからこそ、コーディネートのワンポイントとして取り入れています。鮮やかな小物を選ぶと、重い印象になりがちな冬のスタイリングに遊び心をプラスできると思います」。