女優の橋本愛が12星座から着想を得たファッションスタイルを楽しむ連載第2弾。今回は、大河ドラマ『青天を衝け』で彼女が演じる、尾高千代のピュアで愛のある性質をほんのりと感じさせる蟹座のペルソナが垣間見えるスタイリングをご紹介。
ピュアで無垢な感情の働きかけによって行動するのは、蟹座の特徴。家族や仲間などには慈愛がある一方で、相容れない人や物に対しては、なかなか心を開けない一面も。可愛くてメルヘンでスイートなもの、自然物を連想させるもの好んで身につえ、サステイナブルに関する意識も高い。着心地重視で、心身ともに自分らしくいられる締め付けないものを好む。
インナーチャイルドをテーマとして持つパーソナリティから浮かび上がったのは、着る者自身がティディベアを体現するような、蟹座らしいゆったりとしたシルエットのワントーンコーディネート。ファッション性とサステイナビリティを両立させる、ステラ・マッカートニーのファーフリーファーコートを中心に、再生カシミアニットに、リサイクル素材でヴィーガン設計のスタンスミスと、人にも地球にも負担が少なく、着心地もよいサステイナブルなアイテムでまとめている。
山羊座の橋本にとって、蟹座のペルソナはどのように映ったのだろうか。
「サステイナブルかつ手触りもよいものに囲まれているのは、健康的で、心のお掃除が大変じゃなさそう。クリーンな状態で心を保てることは、ピュアな強さにつながっていきますし、軽やかに存在しているかっこよさを感じます。クマ耳は確か今までつけたことは一度もないですが(笑)、私の大好きなメルヘンな要素を打ち出しながら、ファッション性もあって、サステナブルでもあって。芸術性が高い蟹座らしい、総合芸術的のようなスタイリングですよね」
今回のテーマである蟹座が共感力の高い星座ゆえか、山羊座の橋本にとっても共感する部分も見つけやすいのかもしれない。
「近いコミュニティには優しいけれど、知らない人には人見知りになるという傾向は、ある局面において私にもある部分なので、気をつけなきゃいけないと思っているところだったりします。それに、インナーチャイルドも意識的に大切にしてますね。子どもと関わるときに、子どもの頃を覚えてない大人でありたくないから」
生粋のモードラバーである橋本は、持続可能なファッションについても目下勉強中とか。
「サステイナビリティは星座に関係なく誰もが関心のあるところ。中でも蟹座との相性が良いというのは新鮮な発見でした。かわいければ何でも我慢できるというタイプだった私も、苦しいものは着なくなってしまうなあと思うようになって、おしゃれと着心地、環境や心への負担の少なさを保てるものをできるだけ選びたいという意識が最近出てきました」
蟹座のペルソナを体現し、共感性について語ってくれた橋本。次の連載では、どんなスタイリングを披露し、ホロスコープはどんな答えをくれるのだろうか。次回しし座(7月22日~7月23日生まれ)の「橋本愛のときめきホロスコープ」もお楽しみに!
【蟹座のエナジャイズアイテム】ポップなカラーのサステイナブルスニーカーで、足取りも軽やかに
ファッション性とサステナビリティが両立するスニーカーは、自分らしい心地よさに溢れる蟹座の魅力を取り入れられるエナジャイズアイテム。フェアトレードで調達したサステナブルな素材のみを使い、機能的な靴を生み出すフランスのブランドVejaのスニーカーは、軽やかな一歩を踏み出させてくれそうだ。
「気をてらってないミニマルでおしゃれなデザインは、どんなスタイルにも似合いそう。環境の配慮や社会貢献を目的とした素材を使うって、すごく理想で正しい当たり方ですよね。家族にもおすすめしたいし、一足手元に置いておきたいです」(橋本愛)
橋本愛 プロフィール
熊本県出身。映画『告白』(2010年)、熊本県出身。映画『告白』(2010年)、『桐島部活やめるってよ』(2012年)、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』(2013年)などで注目を浴びる。 直近では大河ドラマ『西郷どん』(2018年)、『いだてん』(2019年)、初ヒロインを務める『青天を衝け』が放送中。現在発売中の「筒美京平SONGBOOK」にて『木綿のハンカチーフ』を歌唱。
model: Ai Hashimoto photography: Mitsuo Okamoto styling: Tamao Iida hair and makeup: Hiroko Ishikawa text: Tomoko Ogawa horoscope advisory: Seira Yoshimura edit: Shunsuke Okabe