女優の橋本愛が12星座から着想を得たファッションスタイルを楽しむ連載第3弾。今回は獅子座をインスピレーションに、ロックスターに扮する。そう、フジテレビ系音楽番組『2012 FNS歌謡祭 夏』で、椎名林檎の「ギブス」をカバーした時の彼女のように。
ベースに確固たるアイデンティティと、何ごとにも揺らがない自尊心をもつ。動かずとも存在するだけで注目され、その場を支配してしまう、パワフルな星座。そんなキング&クイーンな獅子座だけが鎮座できるステージがあるのが特徴。共存共栄がテーマになる“風の時代”では、そのエネルギーを矛先を自分自身だけではなく、人類、地球、宇宙と外へむけることで、キング&クイーンとしての存在を発揮できる。
ワイルドでアグレッシブな獅子座は、個性的でインパクトのあるもの、大ぶりのアクセサリーなど誰もが似合わないアイテムを自分のものにしてしまう。そんな獅子座らしさを生かして、レオパード柄ファーコートにスリップドレスを合わせ、デカダンなスタイリングを完成させた。
歌手として、女優として舞台に立つ部分でも重なる橋本は、獅子座のペルソナについてこう話す。
「ファッションとメイクに、逆境に立ち向かっていく強さはライオット・ガール(90年代に興った、フェミニズムを信条にしたパンクムーブメント)さながら。私は今日着た獅子座のペルソナを内側に飼いながら、バランスをとっているタイプだなと。普段思考に留まっているライオット・ガールな部分が、
獅子座に家族がいるという橋本は、獅子座に穏やかで落ち着いたイメージを持っていたとか。
「家族の性格からあまり自信とプライドという印象は持ってなかったんですが、家庭と職場では異なる顔を見せているんだろうなという想像はつくんです。安定感や自己実現もキーワードだと知って、小さい幸せを内側に向かって重ねていくというよりは、外に向かって社会に貢献していく。世界の人々に対してアクションを起こしていく星座なんだと考えると、腑に落ちますね」
いつもとはちょっと違う、獅子座のペルソナに成り切ってみせた橋本。次回の連載のテーマは、乙女座(8月23日~9月22日生まれ)。乙女座のペルソナを身に纏った彼女は、どんな表情を見せてくれるのだろう。次回の「橋本愛のときめきホロスコープ」もお楽しみに!
【獅子座のエナジャイズアイテム】フェティシズムを掻き立てる、構築的なコルセットベルト
パワフルな獅子座のペルソナには、アライアがよく似合う。中でも、フェティッシュでありながら優美なレーザーカットのコルセットベルトは、獅子座の持つデカダンな一面を強調。媚びないフェミニニティは、獅子座生まれでなくとも憧れるところだ。
「そもそもコルセットベルトが大好きなので、完璧な美しさを持つアライアのものをちょうど欲しいなと思っていて。ストイックな佇まいのコルセットベルトを締めると、自分じゃない人になって、自分の人生には起こり得ないことを楽しめそうですよね」(橋本愛)
橋本愛 プロフィール
熊本県出身。映画『告白』(2010年)、熊本県出身。映画『告白』(2010年)、『桐島部活やめるってよ』(2012年)、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』(2013年)などで注目を浴びる。 直近では大河ドラマ『西郷どん』(2018年)、『いだてん』(2019年)、初ヒロインを務める「青天を衝け」が放送中。現在発売中の「筒美京平SONGBOOK」にて「木綿のハンカチーフ」を歌唱。
model: Ai Hashimoto photography: Yuki Kumagai styling: Tamao Iida hair and makeup: Hiroko Ishikawa text: Tomoko Ogawa horoscope advisory: Seira Yoshimura edit: Shunsuke Okabe special thanks: 三越劇場