12星座から着想を得たファッションスタイルを楽しむ連載第4弾では、女優の橋本愛が乙女座のペルソナからインスパイアされたスタイリングに挑戦。袖を通しカメラの前に立った瞬間、知的でノーブルな橋本自身の魅力をパワーアップさせたような女性像が浮かび上がってきた。
知的で分析力に長け、感受性豊か。独自の審美眼を持つ乙女座は、リアリストでありながらもロマンティスト。完璧を求めるばかりに他人にも自分にも厳しくなる一方、博愛主義でもあるので何かとお世話好きな側面も。夢見がちでかわいらしく見えて、実は官能的な一面も持ち合わせている。
往年のベーシックアイテムをモードにアレンジして再解釈したり、中世ヨーロッパを思わせるデコラティブな服やドレスも、“衣装” とならずに着こなせるのも乙女座の強み。そんな乙女座の女性像を最も引き立てるのは、端正なテーラリングルック。ジャケットにあしらわれたフリルやパールのブローチ、身体のラインを美しく見せるスカートがロマンティックでセンシュアルなムードをまとわせる。
テーラリングルックに興味を持ち始めているという橋本。乙女座の意外性に魅力を感じたそう。
「かわいらしい印象なのかと思ったら、意外と理論的で知的。スタイリングも、落ち着いた色味のベーシックなスタイルなんだけど、ディティールに乙女座の精神が宿っていて。着てみたときに、どことなく母性があって、高貴で、人生経験が豊かな女性像を感じて、自然とポーズも自信の溢れるような佇まいになりました。現状を冷静に見極め掌握し、自ら高みに昇っていく力と気品があるというか。夢みがちでかわいいもの好きなど自分と近いものも感じつつも、自分よりはるかに高尚なイメージでした(笑)」
映画『キャロル』のケイト・ブランシェットを彷彿とさせる、乙女座のペルソナを堪能した橋本。次回「橋本愛のときめきホロスコープ」のテーマ、天秤座(9月23日~10月23日生まれ)のスタイリングもお楽しみに!
【乙女座のエナジャイズアイテム】乙女心をくすぐる、ノーブルなレースのつけ襟
自立した女性のための、セクシーかつ遊び心のある洋服を展開するデンマーク発のブランド、ガニーのアイレットレースのエレガントなつけ襟は、クチュールライクなアイテムを好む、ノーブルでセンシュアルな乙女座の魅力を引き出すこと間違いなし。
「子どもっぽいかわいさにならない、高貴さとほんの少し官能さがあるものは素敵ですよね。実は私、つけ襟がめちゃくちゃ好きなんです。ただこだわりが強過ぎてあまり数は持っていないんですけど。サイズ感はもちろん、レースの繊細さ、形、ディティールまで全て100点満点なものに出合えたら身につけたいです」(橋本愛)
橋本愛 プロフィール
熊本県出身。映画『告白』(2010年)、熊本県出身。映画『告白』(2010年)、『桐島部活やめるってよ』(2012年)、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』(2013年)などで注目を浴びる。 直近では大河ドラマ『西郷どん』(2018年)、『いだてん』(2019年)、初ヒロインを務める「青天を衝け」が放送中。現在発売中の「筒美京平SONGBOOK」にて「木綿のハンカチーフ」を歌唱。
model: Ai Hashimoto photography: Yuki Kumagai styling: Tamao Iida hair and makeup: Hiroko Ishikawa text: Tomoko Ogawa horoscope advisory: Seira Yoshimura edit: Shunsuke Okabe