一昨年くらい前のことでしょうか。真夏に浴衣の女子会を催しまして、ちょっと良いところにご飯を食べに行くことがありました。
浴衣を着る、というハレのイベントに盛り上がり、数年前に作ったものの一回しか着ていない浴衣をいそいそと着て。でも、20代のときに買った浴衣と帯にちょっとあれ?っと思ったんですよね。浴衣は古典柄だから良いとして、赤くてかわいらしい帯が30代になった自分に合っているのだろうか?と。そしたらそれを見た呉服屋の女将にずばり指摘されました。「来年は帯を買ったほうが良い!」と。
流行廃りとあまり関係のない和装といえど、やっぱり年齢に似合う似合わないはあるもの。洋服のようにおしゃれがしたくて、正統派の和装の良さも味わいたくて、年相応のTPOも意識したい。そんな欲張った気持ちでスタイリストの井伊百合子さんに、今回のテーマをオーダーしました。最近和装に目覚めて勉強中、という井伊さんならではの、粋な浴衣選びとスタイリングは必見です。
そして、浴衣を着たら、美術館へ行くなんていうのも夏らしい楽しみかと(無理やりですが)。東京オペラシティアートギャラリーで現在開催中のライアン・マッギンレーの写真展『BODY LOUD!』について、ライアン本人とホンマタカシさんによるスペシャル対談が実現しました! ライアンからのラブコールで実現したこの企画。楽しい写真談義ののちに、おふたりがそれぞれのポートレートをiphoneで撮り合ったりもしてくれました。写真は、展示会場で、ライアンがホンマさんを撮ったもののアザーカット。「ヌードにならされなくてよかった(笑)」なんて言いながら、和やかな時間となりました。トップクリエイター同士による、貴重なインタビューです。お見逃しなく!