個性派モデルブームが落ち着き、今季はオリジナリティとチャーミングさ、そしてタフさを備えた"ユニバーサル・ガーリー"なモデルが台頭。そこで、2018年春夏NYコレクション中に、特に注目したい3人のモデルを追いかけた。若手キャスティング・ディレクターによる次なるトップモデル予測も必読!
話題のガーリーモデルがついに世界デビュー!
Lucan Gillespie(ルーカン・ギレスピー)
Age_18, Hometown_Canada
3年前にロンドンのスーパーでスカウトされ、すぐさま英国版『VOGUE』にエディ・キャンベルとともに登場したルーカン。ラプンツェルのような長髪が特徴で、2015-’16年秋冬のルイ・ヴィトンのショーのエクスクルーシブとして注目されていた逸材が、18歳になった今季、ついにワールドコレクションデビューを飾った。彼女の私服は「エクレクティックなスタイルが好き。子どもの頃からカラフルでいろいろなプリントをミックスした服を着ていて、それが今も私のスタイルのDNA」と語る。好きなブランドはアナ スイ、グッチ、ミュウミュウ。服はもっぱらヴィンテージやスリフトショップで見つけ、トップショップやザラ、H&Mのものとのミックスを楽しんでいる。
(DAY1)ロンドンのヴィンテージショップで見つけた70年代のPaganneのドレス「Paganneは今、ちょっとしたリバイバルブームで、柄が気に入って即買い」
(DAY2)このところ気になるブランドJack Willsの白いドレスにスリフトショップで出合ったジージャンを羽織った
(DAY3)AnthropologieはNYに来るとよく行く店。そこで見つけたプリントのドレスにJack Willsで購入したブリムハットを合わせた
(DAY4)大好きなデザイナー、アナ スイのブラウスとスカート。「今回、憧れていた彼女のショーに出られて最高にうれしかった!」
(DAY5)ロンドンのスリフトショップで選んだメキシカンプリントのドレス。「カラフルな色使いのドレスを見ると、ついつい欲しくなってしまうの」
(DAY6)アナ スイのドレスは、ベルスリーブが旬のイメージで気に入っている。ドレスにもパンツにも、Officeの黒いアンクルブーツを合わせるのが好き
(DAY7)スリフトショップで買った80年代のカルバン・クラインのジーンズ。「ずっと欲しかった一本なの。ザラのレトロっぽいトップスとよく合うと思う」
SOURCE:SPUR 2017年12月号「密着! "ユニバーサル・ガーリー" スナップ」
photography:David A Flinn text:Teruyo Mori
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