個性派モデルブームが落ち着き、今季はオリジナリティとチャーミングさ、そしてタフさを備えた"ユニバーサル・ガーリー"なモデルが台頭。そこで、2018年春夏NYコレクション中に、特に注目したい3人のモデルを追いかけた。若手キャスティング・ディレクターによる次なるトップモデル予測も必読!
家族の"お古"を巧みにミックスした男前スタイル!
Daisy(デイジー)
Age_25, Hometown_Croatia
女優になることを夢見ていたデイジーは、昨年クロアチアの大学でグラフィックデザインと土木工学を学んでいるときにスカウトされロンドンへ。モデルとしての最初の仕事は2017年春夏のロンドン・コレクション。インディペンデントなブランドにのみ登場したが、次の’17-’18年秋冬コレクションで、グッチのエクスクルーシブに抜擢され、大ブレイク。女優を目指しているだけあって勘がよく、スティーブン・マイゼル、ケイティ・グランド、グレン・ルッチフォードらがイタリア版『VOGUE』『W』『LOVE』誌などで起用し、注目のイットモデルに。バガボンド的なマインドにロックンロールをプラスするのがパーソナル・スタイルだ。
(DAY1)父親が80年代にイスタンブールで買ったシャツにヴィンテージのミリタリーパンツを合わせて。靴は大好きなドクターマーチンのジェイドンブーツ
(DAY2)これも父親が愛用していたプーマのトレーニング用ジャンパーに、ザラで見つけたシャイニーなレギンスとナイキのスニーカーでアスレジャー風
(DAY3)ザグレブの古着店で買ったリーバイスに中学時代から着ている黒のトップス。ジャケットはNYの路上で素材が気に入って購入し、「真っ白だったので熱湯に黒の染料を入れて自分で染めたの。仕上がりが気に入ってる」
(DAY4)NYのヴィンテージショップで色と柄が気に入って買ったシャツに、マンゴのグレーのメンズスーツ用パンツを合わせた。帽子は仕事でソウルに行ったときにもらったもの
(DAY5)両親にもプレゼントしたTシャツにH&Mのパンツを合わせて。レザージャケットはパリのブティックで見つけたモーターサイクル風
(DAY6)祖母が愛用していた古着のシャツでお気に入りの一枚が主役。ヴィンテージのリーバイスのパンツは「デニム通たちが集まる秘密の古着店で見つけたの」
SOURCE:SPUR 2017年12月号「密着! "ユニバーサル・ガーリー" スナップ」
photography:David A Flinn text:Teruyo Mori
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