桃源郷に舞い降りたルイ・ヴィトン

噂には聞いていたものの、これほどとは! 京都から車でおよそ1時間半。信楽の里を越え、トンネルをくぐると、そこには見たことのない近未来空間が広がっていました。

ルーヴル・ピラミッドで知られるイオ・ミン・ペイ氏が設計したMIHO MUSEUM。そのブリッジとファサードを、ランウェイとして生まれ変わらせ披露されたルイ・ヴィトンのクルーズ・コレクション。東と西、伝統と革新だけではなく大自然と叡智、そして時間軸をも超えて展開したクルーズの世界は、折衷主義の、美しくて新しい可能性を見せてくれました。

オープニングを務めたのは福島リラ。パット・マグラスによる「隈取」メイクアップが、その個性を際立てます。

浮世絵や能衣装をモダンにアップデートしたルック。

甲冑とモノグラムとの邂逅。

会場に真っ赤なセットアップで現れていたのは山本寛斎氏。その手によるネオジャポネスクなアイコンが、グリッターなドレスに躍動。

ブルックリン発のハットブランド「1k」によるキャップも登場。ストリートミックスなスタイリング。

アップカミングモデルの江原美希は、能装束のようなゴールドのドレスとTシャツのレイヤリングが粋。

なお、橋を利用した長~いランウェイを登場口のトンネルの中から望むとこんな風景。良く見ると「動く歩道」が施されているのが分かるでしょうか?モデルはバックステージから水平型エスカレーターに乗ってランウェイへと登場したのでした。

ちなみに今回のギフトは山本寛斎さんデザインのステッカー!とっておきの美しさです。どこに貼ろうか、未だに迷っています。

インビテーション、そして宿泊ホテルのキーケースもこんな仕様!すべてがスペシャルなクルーズ・コレクションの旅となりました。

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エディターIGARASHI

おしゃれスナップ、モデル連載コラム、美容専門誌などを経て現職。
趣味は相撲観戦、SPURおやつ部員。

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