この秋、見逃せないアイテムのひとつが「スカーフ」。今年は首元や頭に巻くだけでなく、スカーフプリントそのものが服になった「まとう」デザインも多数登場。モードな奥行きを見せている。
咲き誇る花々を全身でまとって
シルクツイルのフローラルプリントを全身で楽しむマキシドレス。胸元と袖に配された、鮮やかなブルーとレッドのラインがスポーティなアクセントになっている。ドローストリング使いのウエストデザインも軽やか。
ワントーンルックに揺れる、ロングスカーフ
グレーのワントーンルックにチャーミングなアクセントを添えるのが、ドット柄を組み合わせたスカーフ。思いきり大きなサイズをふわりとひと巻き、が新しい。
足首にスカーフをきゅっと巻きつけて
クラシックなパンプスのアンクルストラップを赤いスカーフでモダンにアレンジ。マニッシュなセンタープレスパンツの上からぐるぐると巻きつけて、素材と色のコントラストを楽しむのが今シーズン流だ。
淡いニュアンスカラーで顔まわりを飾る
この秋ぜひトライしたいのが、いわゆる「ほっかむり」的ヘッドデコレーション。肌の色になじむペールトーンを選ぶことでシックに。
ベルトループに、ラフに通して
スカーフをベルトとして使うアイデアをアップデート。細めのベルトとのダブル使いを試してほしい。スカーフは三角に折り、ベルトループにラフに通して。
「背中で語る」三角巻き
二つに折って背中から肩に沿って巻けば、色柄の魅力を満喫できる。ストライプシャツに、淡いイエローの一枚でやわらかなニュアンスを加えて。
大判スカーフでドレスにリズムを
ビッグサイズのスカーフなら、たすき掛けも可能。ミリタリーテイストのドレスのアクセントに。
動くたびにのぞく、軽やかなプリントの力
(右)さまざまなプリントをパッチワークして、一枚のドレスに仕立てた。フロントのヘム部分にはビーズのフリンジが揺れる。歩いたときにこそ魅力を発揮するアシンメトリーなデザイン。
(左)「スカーフ」がキーモチーフとなったコレクション。グリーンのコートは、透け感のある生地とスカーフ柄の生地が二重仕立てになった凝ったつくり。ドレスのように着こなしたい。
SOURCE:SPUR 2018年10月号「スカーフ、無限大」
photography:Sodai Yokoyama styling:Maiko Kimura hair & make-up:Fumiko Hiraga〈SENSE OF HUMOUR〉 model:Laurence, Megan