阿部ジュリアがマイケル・コースのアジアプレスデーをリポート

去る2018年11月、マレーシアのクアラルンプールで行われた、マイケル・コースの2019年スプリング APAC プレスデーを、モデルでアーティストの阿部ジュリアさんとともに現地リポート。展示会の様子はもちろん、最新ルックをまとったポートレートもお見逃しなく!

 

鮮やかで楽しい色彩であふれた最新コレクション

会場は、クアラルンプールのランドマークでもある、「ILHAM TOWER」内のホール。

APAC プレスデーは、マイケル・コースが毎シーズン行っているアジア最大級の合同展示会。ウィメンズ、メンズの全コレクションの新作がラインナップされシーズンのトレンドが一目でわかるほか、中国・韓国・タイといったアジアならびにオセアニアから、メディア、セレブリティ、ファッション関係者が集うことでも名高い。

会場に足を踏み入れると、リゾートムードが全開! ランウェイ会場のアートワークを手がけた、クリスティーナ・ジンベル(Christina Zimpel)のグラフィティが施され、今シーズンを象徴する明るいカラーと大胆なパターンが施されたコレクションラインが出迎えてくれた。

気分が高まり、早速、駆け寄るジュリアさん。真っ先に気になったのは、今回のコレクションを象徴するサーフモチーフが描かれたアイテム。 

「おおぶりで愛らしいプリントが好み! このサマーニットは、シンプルで上品なシルエットがさらにイラストを引き立てますね。肌触りが心地良いのもうれしい。さっとかぶるだけでさまになるから、リゾートではもちろん、デイリーウェアとしても活躍しそうです」

 

お気に入りのイットバッグをキャッチ

会場には、ブランドの人気バッグも勢揃い。ジュリアさんが注目したのは、カプセルコレクションで登場したデニム素材のアイテムと、新作のショルダーバッグ「CeCe(シーシー)」。

左)“ビーコン”バックパック(SM)¥55,000・“スローン・エディター”ショルダー(LG)¥55,000 右)“シーシー”チェーン クロスボディ(MD)各¥55,000/マイケル・コース カスタマーサービス(マイケル マイケル・コース)

「モチーフのプリントや刺繍が施されたデニムのバッグ(写真左)が一番のお気に入り。見ているだけでテンションがあがります! いろんなスタイリングのアクセントにもなりそう。新作のショルダーは、一枚革のレザーで作られたラグジュアリーな逸品。スタイリッシュなフォルムにハードなチェーンとのミックスが今の気分です。見た目以上に大容量で、ポケットも充実しているのがうれしい! 」

 

アーバンロマンスに魅せられて

展示会場に飾られていた、新作ルックをまとったジュリアさんをシューティング。ロマンティックなワンピースに、クールなボンバージャケットを合わせて、2019年春夏コレクションのテーマのひとつである「アーバンロマンス」の世界観を表現してくれた。

ドレス¥26,000・ボンバージャケット¥37,000(一部素材変更)・チョーカー(参考商品)/マイケル・コース カスタマーサービス(マイケル マイケル・コース)

「ドレスの着心地は最高でした! シルキーなタッチは心地よく、ボディラインをきれいにみせてくれるのに動きやすく、一日中着ていたい。エレガントなレース使いも女性として気分が高揚しますし、ボンバージャケットと合わせることで、新しい表情が生まれますね。バタフライモチーフがアクセントとなったサンダルもとてもチャーミング。首元は、ネックレスではなく、大好きなチョーカーをチョイスしました」

 

“レーシー”ウェッジ¥28,000

フェミニンでありながら、アスレチックでもあり、都会的でもある。そんな多様性のある現代女性にマッチする最新コレクション。様々なムードのアイテムをその日の気分で自分好みにミックスして着こなすスタイリングが好みだというジュリアさんとシンクロし、エキゾチックな魅力がさらに際だった。

クアラルンプールの風を浴びながら、のびやかなにポージングをとるジュリアさん。今回の展示会への参加が、自身の活動にも大きな影響を与えるだろうと言う。

「色使いの勉強になりました。明るいカラーのアイテムをまとえば不思議と気分もハッピーになる。目には見えないけれど、色には温度や雰囲気も備わっているのですね。そんな風に多角的に捉えることができた経験は、今後、趣味で楽しんでいるイラストを描く上でも貴重なものになると思います。

マイケル・コースは、ニューヨークのマダムやセレブリティの愛用ブランドで、自分とは少し距離があるかなと思っていましたが、今回の展示会を訪れてぐっと親近感が増しました。様々な要素を巧みにミックスできるラインナップは、多彩なコーディネートを楽しめます。いろんなスタイルをとりいれて、モデルとしての表現の幅を広げていきたいですね」

マイケル・コースの2019年春夏アイテムは、2月頃より各店にて展開予定。ぜひ、足を運んでみては。



●PROFILE
阿部ジュリア
1996年生まれ。日本人の父、ブラジル人の母を持つ。日本語、英語、スペイン語、ポルトガル語の4か国語を話す。ネクストモデルとして日本を問わず海外の雑誌やオンラインメディアに登場。モデルのほか、趣味でイラストやアートワークを手がける。2016年、2018年には個展を開催。アーティストとしてもマルチに活躍中。

 

INFORMATION


マイケル・コース心斎橋で、春の新作をキャッチ

昨年の12月、新しい路面店として、大阪にマイケル・コース心斎橋がオープンした。マイケル・コース コレクションのバッグや、マイケル マイケル・コース、マイケル・コース メンズとフルラインが揃う。「“バンクロフト”サッチェル(MD)」(写真)ほか、春を彩るバッグも多く揃う予定。新しいシグネチャーを反映した内装デザインとともにいち早くチェックしたい。


住所:大阪府大阪市中央区西心斎橋2-1-5
電話番号:06-6214-3351
営業時間:11:00-20:00(不定休)

「“バンクロフト”サッチェル(MD)」¥279,000


photography:Erina Fujiwara model:Julia Abe special thanks:Four Seasons Hotel Kuala Lumpur

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