この春はワークウェアが大豊作! 少しだけドレスアップ要素を加えてまとうのが今季らしい。ナイトアウトを楽しみにしながら働く重機操縦士のストーリーにのせて、作業着の新しい可能性を探る。重機のレンタルサービス「Jukies」とコラボレーション!
ドレスで運転したっていい
サステイナブルビスコースを用いたルレックス生地のスモックドレス。淡い色調の小花柄が舞い、可憐な印象に。土砂をトラックに積み込むホイールローダーの上でドレスをはためかせて、作業着の概念を大胆に覆す。足もとは真っ白なレインブーツでドレスダウンし、現場仕様に。
ワークウェアにこそ清潔感を
うずたかく積まれた土を掘る作業は骨が折れるけれど、そんなときこそ白・オン・白のオーバーオールのスタイリングでクリーンに。デニムのニーハイブーツでパンチを出しつつ、首元に飾ったスカーフで、乙女心をそっと添える。
休憩中はスラウチなスタイルで
1940年代から50年代に、フランスの鉄道作業員がはいていたレイルロードパンツ。ワイドシルエットを生かしてサスペンダーで吊り、白いキャップをワンポイントに。インに着るのはTシャツではなく、ストライプ地のゆったりしたパフスリーブシャツ。この選択でワークウェアがぐっとフェミニンに。
サンオレンジと空の青
ガラス清掃や屋根修理など高い場所の作業時に使われる、高所作業車で現場の状況をくまなくチェック。コットン地のワークパンツは快適なはき心地と、美しいシルエットを両立した逸品。ビーズ飾りをたっぷりあしらったストライプシャツを合わせ、テイストのコントラストを楽しむ。キャスケットはパンツのネイビーと韻を踏んで。
ジャンプスーツの未来形
重機への給油中にまとうのはトレンチコートのディテールを随所に配したリュクスなジャンプスーツ。裾のジップからシルバーのパンツをのぞかせ、フューチャーリスティックな味つけを。青のビッグバッグを斜め掛けし、アクセサリー代わりに。
ショベルカーに乗って会場へ
仕事の後には、楽しみにしていたパーティ会場へ。もちろん愛車は、悪路でも進み、坂道にも強い油圧ショベルカー。シルクガザルのフリルを重ねたミント色のドレスは重機の重圧にも負けない迫力。蛍光イエローのジャケットを携え、現場の心意気も忘れずに。
SOURCE:SPUR 2019年4月号「現場からパーティへ featuring Jukies」
photography: Osamu Yokonami styling: Kayo Yoshida hair: Koichi Nishimura〈angle〉 make-up: fusako〈ota office〉 model: Simona