品格と知性を兼ね備え、可憐でありながらはっとするほど優雅な佇まい。 それが、永遠の憧れ"レディM"。彼女がまとうエレガントな装いの軌跡は、 私たちを、愛と慈しみに満ちたネオ・クラシックモードの旅へと連れ出して。
凛としたおもざしであの日を思う
カラーグラデーションが印象的なケープコートの下に、コットンチュールのドレスを軽やかにまとう。ヌードカラーのレイヤードが生み出す上質な装いでともに歩んだ日々に思いを馳せる。
少女のように颯爽と、テニスボールを追いかけて
マーガレット・ハウエルとフレッドペリーとのコラボレーションが登場。フレンチスリーブのポロシャツとプリーツスカートのピュアな着こなしが、 ロマンティックな記憶を呼び覚ます。
慈愛のまなざしで見守るやさしい時間
金ボタンとボックスシルエットが50年代スタイルを想起させるジオメトリック柄のジャカード・コート。大きなヘアバンドとソックスで、モダンなスパイスを。
清楚な横顔が映し出すうららかな休日の記憶
60年代へのノスタルジー漂うロングポイントカラーのシャツドレス。ヘアにさらりと巻いたスカーフでリラックス感をそえながら、胸元の煌めくブローチで気品と輝きをまとう。レディの日常は、いつもエレガンスとともに。
伝統と革新を育む知的なプリンセス
ロマンティックなドレスに見えながら、実はマニッシュなジャンプスーツという意外性を併せ持つ一枚。ネックラインや袖口のラッフルに呼応するウエストの大きなベルトがコサージュのような華やぎ。
引き継がれていく、安寧への祈り
上質なウールで仕立てたアイボリーのドレスは、胸元を飾るゴールドのVモチーフがアクセント。スタンドカラーやラグランショルダー、金ボタンに70年代のムードを薫らせる。
SOURCE:SPUR 2019年6月号「レディMへ」
photography: Bungo Tsuchiya〈TRON〉 styling: Fusae Hamada hair: shuco〈3rd〉 make-up: fusako〈ota office〉 model: Maiki Kimura〈LIGHT management〉,Kirari Kishi, Ren Sakaguchi,
Houri Haru〈Sugar & Spice〉 edit: Asako Kanno cooperation: zenpukuji koen tennis club