ウィメンズ・メンズのレディ トゥ ウェアからジュエリー&ウォッチにいたるまで、新作が発表されるアジア最大級のマイケル・コースの展示会「APACプレスデー」。2019年フォールコレクションが一堂に集められた中国・上海の会場を訪れたのは、女優でモデルの玉城ティナさん。これから発売される注目のラインナップを玉城さんのリポートとともにレビュー!
APACプレスデーの当日、マイケル マイケル・コースの2019年サマーコレクションから、レインボーストライプが鮮やかな半袖ニットとプリーツスカートをまとって現れた玉城さん。新たなアイコンバッグ「マンハッタン」はシルバーをチョイスして、チアフルなスタイリングに。「細かなプリーツのスカートなので、歩くたびにレインボーが表情を変えながら広がってきれいです」と玉城さん。
グラマラスな最新コレクション
会場に着くと広がっていたのは、ミラーボールやシャンデリアがキラキラと輝くグラマラスな世界。マイケル・コース コレクションの2019年フォールシーズンは、デザイナー自身も通いつめていた、伝説のディスコとして語り継がれるニューヨークのスタジオ54がイメージソースとなっている。スパンコールドレスやヴィンテージライクなスーツなど、70年代の豪華なパーティシーンを彷彿とさせるルックが勢ぞろい!
「リバイバルということですが、すごく現代にフィットするデザインに感じ、着てみたいものがたくさんあります。ドレスの胸の開きが美しく印象的でした」
多彩なミックス スタイリングを提案
続いてマイケル マイケル・コースのコレクションが並ぶフロアへ。2019年フォールは、“シティシック”をテーマに、ストリートやテーラードなど、さまざまな要素をミックスしたシーズン。バイカージャケットとキャミソールドレス、エコファーコートとフーディなど、異なるテイストを組み合わせたルックがずらりと並んでいた。さらに、バリエーション豊富なアニマル柄に、迷彩柄、ストライプなどの柄を大胆にあわせることを提案。ライトウォッシュデニムやキーカラーのショッキングピンクがアクセントを添えるエッジィさも光りつつ、マイケル・コースらしいラグジュアリーなムードが漂っていた。
中でも玉城さんが気になったのはアニマル柄があしらわれたルック。「レオパードとゼブラなど、異なるアニマル柄を組み合わせているのが新鮮です。柄を全身にまとうスタイルも可愛くて、この秋に挑戦してみたいと思いました」
気になるバッグの新作もずらり。「MK」ロゴプリントが人気のシグネチャーシリーズでは、トラベルシーンを意識したバッグが登場! 玉城さんはボストンバッグに注目したよう。「赤の色使いで華やかさもありながら、上品なたたずまいが素敵です。収納力もあって、旅好きの私としては相棒として欲しくなりました」
マイケル・コースのクリエイティビティに触れて
韓国や香港といったアジアの地域から、インフルエンサー、メディア、セレブリティ、ファッション関係者が集う中、コレクションを見て大きな刺激になったという玉城さん。
「自分はその時代を生きていないのに、70年代の盛り上がりや熱量が、まるで体験したかのように伝わってきたこと。そして意外性があるテイスト・柄・素材・カラーの組み合わせを、シックにまとめあげたコレクション。現地で直接見て、感じることでマイケルの情熱に触れることができました。現代を生きるタフな女性に似合うものだと思います。各国から訪れている女性たちが目を輝かせていたところからもそう確信しました。
また、いつもスタイリングにおいて上品さとフェミニニティを大事にしている私にとって、カッティングや色使い、アクセサリーのコーディネートにいたるまで参考になるルックがたくさんあり、秋冬シーズンのおしゃれが楽しめそうなスタイリングアイディアに心躍りました」
マイケル・コースの2019年フォールコレクションは、8月頃より展開予定。店頭へ足を運んでみて!
●PROFILE
玉城ティナ
1997年沖縄生まれ。14歳でモデルデビューし、広告やテレビ、ラジオなど様々な分野で活動。18歳でスクリーンデビューを果たす。自身が撮り下ろした写真の個展を開催するなど、多彩な表現力も魅力。7月5日公開の新作映画『Diner ダイナー』ではヒロイン・オオバカナコ役を演じる。
photography:Yuka Uesawa model:Tina Tamashiro