GIORGIO ARMANI Cruise Collection 2020 in Tokyo

歴史ある東京国立博物館・表慶館で行われたジョルジオ アルマーニの2020年クルーズコレクション。ブランドと日本の共通点である「時代に流されない美」にフォーカスし、現代のエレガンスを体現した。

/ Backstage /

1 ショー開始がコールされる最後の瞬間までルックの確認に余念がないアルマーニ氏
2 オープニングを待ちわびるモデルたちの列。メンズとウィメンズがランダムにランウェイに現れる演出
3 日本からはトップモデル、冨永愛や福士リナが参加した

アルマーニと東京。相思相愛の初クルーズ

2019年5月24日、ジョルジオ アルマーニのメンズ&ウィメンズクルーズコレクションのファッションショーが日本で行われた。ブランドとしてクルーズコレクションをランウェイ形式で発表するのは初めての試み。18時半と21時の2回開催されたショーには世界中から約700人というセレブリティや顧客、プレスが招待され、東京国立博物館・表慶館に集った。

今回のスペシャルなショーが東京で開催された理由をジョルジオ・アルマーニ氏はこう語る。

「2007年、当時私が構想していた新しいタイプのコンセプトストアとして、アルマーニ/銀座タワーをオープンし、今年の3月にリニューアルを果たしました。つねづね私が賞賛してやまない、日本の文化と価値観に対する最大限のリスペクトをここに表現しています。東京は、新しいものと古いものがどちらも存在しながら、それらが矛盾なく混じり合う、他に類を見ない刺激的な都市です。そこにある現代性と人々の脈動する生活は、私を強く惹きつけます。初のクルーズコレクションショーを行うロケーションとしてここ以上の場所はないでしょうね」

ショーの当日、アルマーニ氏が厳選したロケーションである表慶館の内装はブランドコードを感じさせるシックなアイボリーで統一。ランウェイを挟んで3列ずつのシートが準備されていた。2回目のショーがスタートしたのは21時12分。きらめくストールをまとったエレガントなファーストルックから軽やかに始まった。アルマーニの代名詞ともいえる“第二の皮膚のようなジャケット”を軸に、コスモポリタンなムードを感じさせるスタイルを表現していく。男女のモデルが途切れることなく122ルックをまとい、ラストルックは日本を代表するモデル冨永愛が淡いブルーのイブニングドレスで登場。アルマーニ氏もランウェイに現れ、ゲストからは惜しみない拍手が送られた。

/ Celebrities /

4 映画『キングダム』などでひっぱりだこ、俳優の山﨑賢人もクールなスーツ姿を披露
5 ジョルジオ アルマーニのメイド トゥ メジャーの広告にも登場する俳優の西島秀俊はブラックタイで
6 海外から招待されたのは女優のユマ・サーマン(右)。スリットが印象的なイブニングドレスで華やかに
7 アルマーニ氏との交友も深い、建築家の安藤忠雄もフロントロウでショーを鑑賞

/ Venue /

ショー恒例となったモデルたちとの集合写真は圧巻

ARMANI / CASA のポップアップショップが伊勢丹新宿店に

デザイナーのジョルジオ・アルマーニのスタイル哲学を家具、リネン、照明など、インテリアに反映させ、心地よい居住空間の追求をする「ARMANI / CASA」。この温かでモダンなアイテムの数々を紹介するブランドのポップアップショップが、月3日(水)~9月17日(火)の期間限定で伊勢丹新宿店本館5階リビング ルーム/プロモーションに登場。ダイニングテーブルの人気モデル「トロカデロ」やフロアランプ「テルジラ」など、クラフトマンシップとモダニティを両立させたデザインから、ウェアとインテリアをつなぐブランドの世界観をぜひ感じてみて欲しい。

SOURCE:SPUR 2019年9月号「GIORGIO ARMANI Cruise Collection 2020 in Tokyo」 

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