今シーズンのランウェイで一躍注目を浴びた、テーラードスーツ。カッチリしたセットアップをユニフォームのように着こなす彼女。楽園へエスケープしても、絶妙なリゾートアレンジを加えてルームウェアのように心地よくまとう。スーツを愛し、スーツに愛された女のホリデースタイルとは――。
淑女はプールで揺られて
メンズウェアから着想を得たスリーピーススーツでリラックス。知的なムードにネックレスを加えて楽園ルックが完成。隣にハットとビニールバッグも備えてつかの間の休暇がスタート。
日差しに似合うサンドカラー
カモミールイエローのスーツの63%はオーガニックコットン素材。インにはストライプのスイムウェアを仕込み、いつでもプールへ飛び込めるよう準備は万端。
今日はスーツケースを携え、離島へ
80年代を思わせるサマーウールのスーツとバケットハットが新鮮。
まじめな“襟”はアクセサリー
淡いグリーンとネイビーが織りなすチェックのジャケットとショーツを主役に。ウール混の生地は、ソフトながら若干のシャリ感もありクリーンな印象。インにTシャツとシャツのカラー風のつけ襟を仕込み、休日らしいアレンジを。ヘアの“ 7:3 分け”は崩さないのも彼女らしいバランス。
フラワーモチーフが呼応する
ショルダーを覆うほど誇張したラペルが斬新。アーカイブスにインスパイアされたピンタックがエアリーなシルエットを描く。さりげなくのぞく花柄のシャツは、パラソルのパターンとリンク。今日も陽気に水辺へと向かう。
テーラードなマリンスタイル
ルレックスでGGパターンが施されたスーツは、あえて袖を通さず羽織って。フーデッドシャツを挟んでマリンに着たい。
SOURCE:SPUR 2020年4月号「スーツ・パラダイス」
photography: Mai Kise styling: Yuuka Maruyama〈makiura office〉 hair & make-up: Ryoki Shimonagara model: Emely