誰もが持っている&頼れる定番アイテム、フーディは気軽に着られて、ちょっとそこまで出かけるときにも大活躍。日常着として、カジュアルなスタイリングを支えてくれるフーディを使って、フォークデュオ「HONEBONE(ホネボーン)」のヴォーカル・EMILY(エミリ)さんがムードの異なる3テーマの着まわしに挑戦! スタイリスト・佐藤里沙さん提案の、個性が光るミックススタイルをマスターして、ストリート×モードなコーディネートを楽しもう。
STYLE 1: RELAX on RELAX
「カジュアルに、一枚で着ることの多いフーディ。極端に何かに“なりきる”ことで、いつもと違ったスタイルにできたらと思いました」。今回佐藤さんがこだわった「極端」「究極」というキーワードを、「長いアイテム+長いアイテム」で表現している。フーディに柔らかな素材をたっぷりと使用したカフタン風ドレスを重ね、ボトムスもリラックス感あふれるセーラーパンツを合わせることでワイドなシルエットが完成。「カフタン以外だとガウンも今季のトレンド。そういったリラクシングなアイテムとフーディで“家着ではない、おしゃれ着感”を出せると素敵ですよね」。足元は左右非対称なストラップのサンダルでフェミニンに。
STYLE 2: '70s
「EMILYさんのマッシュルームヘアを生かして、 “ヒッピーではない”、トラッドな’70sスタイルを目指しました。ブリティッシュなムードのボウタイブラウスとセンタープレスパンツの組み合わせは、よく見ると実は花柄×ストライプの“柄on柄”で攻めたスタイリング。 ちょっとごちゃっとした感じが可愛いコーディネートになっています」。さらに、華奢なボウをあしらったバイカラーのローファーやレトロな眼鏡で知的な華やかさをプラス、ハンドメイドのレザーネックレスで遊び心を見せた。EMILYさんもこちらのコーディネートがお気に入り。「最近髪を切ったのですが、すごく活かせている感じがします! リボンタイも素敵だし、眼鏡もアクセントになっていて、自分でも『けっこうハマってるじゃん!』って思いました」。
STYLE 3: GENTLEWOMAN
カジュアルなフーディとは対極にある、エレガントな“ジャケットとパンツ”をコーディネートしたセットアップスタイル。「すごくエレガントなジャケットは、最近のお気に入りブランド、ハルノブムラタのもの。フーディと合わせたら、マニッシュだけど女性らしい印象になると思いました」。極端なアイテム同士をミックス&マッチさせることで、新鮮でモードなスタイルに昇華。コントラストの強い赤と黒のスタイリングを、クリーム色がエレガントなボウタイブラウスと、ゴールドのイヤーカフでモダンに仕上げた。EMILYさんもライブでよくセットアップを着ているそう。「このスタイルがいちばん自分っぽいかな。フーディでちょっと可愛さも出せて良いですね!」
えみり●ギタリスト・KAWAGUCHIとのフォークデュオ、HONEBONEでヴォーカル/作詞/作曲/MCを担当。これまでに5枚のフルアルバムをリリースし、最新作は12月23日リリースのベストアルバム『一本勝負』。2021年公開予定の品川ヒロシ監督映画『リスタート』では主演女優としてスクリーンデビュー。https://www.honebone.net/
INFORMATION
HONEBONEの魅力がつまった初のベストアルバムHONEBONE『一本勝負』¥2,800+税(LINDA RECORDS)
結成14年目を迎えたHONEBONEが初めてリリースするベストアルバム。レギュラー出演するNHK BSプレミアム『うたう旅〜骨の髄まで届けます〜』にて書き下ろされ初めて音源化される「バンドマン」を含む新曲2曲と、ライブで定番の人気曲を一発録りに近い形で再録音した、“捨て曲なし”の全13曲を収録。なお、2021年1月17日には、発売記念インストアライブも予定。詳細はHONEBONEのオフィシャルサイトにて。
model: EMILY(HONEBONE) styling: Lisa Sato〈bNm〉 videography: Tatsushi Ko〈ZONA〉 hair: Miho Emori〈KiKi inc.〉 make-up: Shino Ariizumi〈Y’s C〉 text: Noriko Wakasugi edit: Misho Matsue