ついに待望のオープン!エルメス表参道の見どころをおさらい

エルメス表参道店が2021年2月28日(日)にオープンした。日本での路面店オープンは、2001年のエルメス銀座店以来20年ぶりとなる。

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Photo © Nacása & Partners Inc.

売り場面積488平米という広々とした造りのエルメス表参道。店舗設計を手掛けたのは、パリの建築設計事務所RDAI(レナ・デュマ・アルシテクチュール・アンテリユール社)。表参道の歴史が刻まれた、象徴的な石垣を生かしたファサードには、竹林に見立てたコッパーカラーのステンレスの柵を取り入れ、ジオメトリックな視覚効果を生み出している。

自然光と木材が織りなす柔らかな空間、伝統工芸の意匠がいたるところに

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Photo © Nacása & Partners Inc.

足を踏み入れるとまず目に飛び込んでくるのは、メゾンの象徴であるエクスリブリスモチーフのモザイクタイル。このほかにモザイクタイル装飾など、パリのフォーブル・サントノーレ通りに構える第一号店と共通のデザインコードを採用しつつ、表参道をイメージした要素を随所にちりばめている。

竹を寄木細工のように組み合わせた壁面や、至る所に取り入れられたレザーなど、天然素材をふんだんに使い、温かみのある空間を演出。エルメス表参道のためだけに制作されたラグは、苔をイメージしたニュアンスのあるグリーンがアクセントに取り入れられている。

エリア初となる充実ラインナップでの展開

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Photo © Nacása & Partners Inc.

1階は皮小物、バッグ、シルクスカーフ、フレグランス、ジュエリー、時計、そしてホームコレクションなどを展開。4月からは、昨年デビューを果たし話題をさらった「ルージュ エルメス」を含むビューティー製品も販売予定。

2階はウィメンズとメンズのプレタポルテ、そしてシューズなどを展開。フロア全体が可動式のパーテーションで仕切られており、ゆったりとしたサロンやフィッティングルームが設けられている。

なおオープンを記念して、現代装飾家の京森康平デザインのカレや、新作のメンズフレグランス「H24」が先行販売される。

エルメス流、アール・ド・ヴィーヴルを体現したアートワーク

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Photo © Nacása & Partners Inc.

1階と2階をつなぐ吹き抜けに飾られたオブジェは、竹工芸作家の本田聖流作品。有機的なカーブを表現した作品は、コンセプチュアルでありながら、竹の質感がどこか懐かしさを感じさせる。

このほかにも、エルメス表参道のために制作された特別なアートワークや調度品が至るところに配置。歴史を感じさせる木製の馬車のオブジェや、乗馬様の鞭は、3代目のエミール=モーリス・エルメスの私蔵作品だ。

またオープニングを記念し、数日間の期間限定で、エルメスが誇るスペシャルオーダー部門、オリゾンによって制作された木製の自転車が展示されている。

エルメス表参道
住所:東京都渋谷区神宮前5丁目7-20
営業時間:11:00〜19:00(水曜日定休)
https://www.hermes.com/
03-6712-6612

text: Shunsuke Okabe

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