イギリスの人気バンド、シャーデー。昨年にはコンプリートLP『This Far』をリリース。さらにsacaiのランウェイで名曲「Kiss of Life」が起用され、音楽ファンだけでなく、モード好きからも再びスポットライトが当てられた。SPURはフロントウーマンを務める、美しきディーバ、シャーデー・アデュの装いを、2021年仕様に再解釈。ただのベーシックじゃない、ポリシーのあるスタイルを提案する
内に秘めた強さを引き出すゴールドジュエリー
シャーデーのミニマムな装いに個性を宿すゴールドジュエリー。今季、sacaiのランウェイに登場した『ザ・ベスト・オブ・シャーデー』のジャケット写真をプリントしたＴシャツにフープピアスとチェーンネックレスを飾って。アンニュイな表情の裏側に潜む、芯の強さがぐっと際立つ。
無骨なデニムはヘルシーな色気を漂わせて着る
シャーデーのファッションを語る上で欠かせないデニム。まずは、ブラトップの上にダンガリーシャツとＧジャンを重ねて。ボトムは、腰ばきをして、旬な佇まいにアップデート。
ハイウエストのデニムには、彼女のアイコン的なアイテム、ホワイトのタートルを。ストイックなデザインで、ヘルシーな色気を薫らせて着るのがポイント。
肌見せのルールは、あくまで「上品に」がシャーデー流
ウエストの曲線美を露わにするクロップド丈のトップス。彼女のトレードマークをアップデートするならストレッチニットの一枚を。お揃いのショートパンツを合わせて。
ステージに、はっとするバックコンシャスな装いで登場し視線を釘づけにするシャーデー。フロントはシンプルなハイネックのトップスだが、大胆な背中のカットアウトがドラマティックな一枚でオマージュを。レザーのグローブで、フェティッシュなムードを加えて。
端正なジャケットスタイルはハンサムすぎないハズシを
メンズライクなジャケットを着ても、女性らしい「抜け」をつくるのが鉄則。スーツと同系色で選んだシルクのシャツは胸元を開けて、耳もとには大ぶりなフープのピアスを揺らして凛と佇む。
ブラック＆ホワイトで究極のミニマルシック
知的なモノートンルックは、彼女のワードローブに欠かせない。フロント左にメゾンの象徴である「カレーシュ」のモチーフを刺しゅうしたマスキュリンなシャツ。ボトムには、スパンコールをあしらったレギンスを。抑制したカラーリングでも、遊び心を添えてチャーミングに着こなして。
オールブラックのデコルテにセンシュアリティが宿る。艶のあるボトムなら露出を控えてもフェミニンに仕上がる。コンバットブーツで旬なスタイルに。
クロップド丈で切りっぱなしのシャツに合わせたのは、ジャストウエストのボトム。透け感を取り入れるだけで、2021年仕様に更新できる。フラットシューズでリラックスしたムードにまとめて。
