毎シーズン、トレンドが移り変わるデニム。今季はどんな1本を選べばいい? そんな疑問にデニムラバーのスタイリスト・仲子菜穂さんが全力アンサー。春夏の新作デニムでイチオシの12本を教えてもらった。
01_クラフトブームの波はデニムにも! “パッチワーク・デニム”が豊作!
手仕事のぬくもりを感じるクラフトアイテムがブームとなっている今季。デニムのトレンドにもその波が到来。「今シーズンいろんなブランドから出ているパッチワーク・デニムは、推しデニムの筆頭です。ワードローブに投入するだけで新鮮な着こなしに導いてくれるモードな1本を厳選しました」。
リアルプライスで高クオリティな1本!【ラングラー】
ハイウエストで穿きやすく、日本人の体型にフィットするラングラーの新作デニム。アフォーダブルなプライスだから、パッチワークデニムを初めて買う人にもおすすめ。「シンプルなトップスに合わせるのも素敵ですが、今年はサマーニットにパッチワークビスチェをレイヤードして、とことんクラフト感のあるスタイリングに挑戦してみたい」。
リー・ジャパン カスタマーサービス
https://wrangler-jeans.jp/
0120-026-101
JW アンダーソンならではのモダンな逸品【JW アンダーソン】
ハンマーループや5ポケットなど、ワークウェアのディテールが散りばめられたデニムはJW アンダーソンから。「3種類のウォッシュドデニムをパッチワークしたこだわりたっぷりのデザインは、やや太めのシルエットで穿きやすいです。背面の後ろポケットにもロゴ刺繍があしらわれています」。
三喜商事
https://j-w-anderson.com/
03-3470-8232
メイド・イン・インドのデニムで脱ベーシック【アンタイトルド コー】
色の異なるウォッシュドデニムを組み合わせて作った1本はインドのブランド、アンタイトルド コーのもの。「体型を選ばない太めのシルエットで、裾のほつれや白のステッチなど、細部にまでこだわりを感じます。ボーダーのカットソーを合わせてカジュアルに着こなすのがおすすめ!」
RHC ロンハーマン
http://rhc.ronherman.jp/
0120-008-752
美しいシルエットと色落ち具合がポイント【ディーゼル】
毎シーズン、エッジが効いたデニムを発売しているディーゼルから、ハイライズのストレートシルエットのパッチワークデニムがお目見え。「ウォッシュド加工が施されたライトブルーのデニムはこれからの季節にぴったり! ピンクやグリーンなど、発色が良い鮮やかなトップスとも相性抜群です」。
ディーゼル ジャパン
https://www.diesel.co.jp/
0120-55-1978
02_品良く穿ける“センタープレス入りデニム”をワードローブに
オン・オフ問わず活躍してくれるセンタープレス入りのデニムパンツ。「スラックスのような上品さを演出できるので、ワードローブに1本持っておくと重宝します。ノンウォッシュやアイボリー、ベージュなど、きれいめに穿ける色合いを選ぶのがポイント!」
大人らしさが増すニュアンスカラーを取り入れて【ルメール】
ルメールから発売されたアイボリーのセンタープレスデニムは、大人の女性にこそ穿いて欲しい1本。「デニムのデザインがシンプルな分、トップスや小物はデコラティブで華やかなアイテムをセレクトすると好バランスです」。
スクワット ルメール
https://us.lemaire.fr/
03-6384-0237
スタイルアップ効果も抜群!【アキラナカ】
ストレートラインのデニムパンツに、センタープレスを入れることで洗練されたデザインにアップデート。「万人に似合うセミワイドシルエットはセンタープレスが縦のラインを強調して、スタイルアップ効果が期待できそう! ダボっと大きめのトップスを合わせてルーズに着こなしたい気分です」。
アキラナカ(ハルミ ショールーム)
https://akiranaka.com
03-6433-5395
きちんと感と快適さを両立【ネプラ】
植物性の染料を使うなど、ボタニカルプロダクトをキーワードに物作りを展開しているネプラ。こちらのデニムパンツは、渋柿の成分から抽出した天然染料を使用。「洗練されたモードなアイテムが見つかるおすすめのブランド。センタープレスに加え、タックも入っているので上品に穿ける1本です」。
ネプラ
http:/www.nepla.co.jp/
03-6812-9897
03_引き続き人気の“フレアシデニム”は、ひとクセある1本をチョイス
70'sのムードが漂うフレアデニムパンツは引き続きトレンド。「ヒッピーカルチャーを彷彿とさせるフレアシルエットのデニムは、夏の装いと相性のいいユーズド加工が施されたものが気になります。スリットや裾のダメージ加工など、細部にまでこだわった1本をセレクトしました!」
色落ち加減にひねりを効かせて【オーラリー】
オーセンティックなアイテムに定評のあるオーラリーからは、日焼けしたような色落ち加工を施したフレアデニムをピックアップ。「つい最近行ったジョン・レノンとオノ・ヨーコの展覧会で、ジョンがフレアデニムをお洒落に穿きこなしていたのにインスパイアされました。パッチワークシャツやハットを合わせて、ハッピーなムードで着こなしたい!」
オーラリー
https://auralee.jp/
03-6427-7141
ブランドの人気定番デニム【アンスクリア】
ヘビーウェイトな生地にユーズド加工を施したアンスクリアで毎シーズン人気のフレアデニム。「切りっぱなしの裾のラフな感じや色落ち加減がヴィンテージライク。ウィークデーはジャケットを羽織って、ウィークエンドはスウェットでカジュアルにと、汎用性の高い着こなしが叶う1本です」。
アンスクリア
https://inscrire.jp/
03-6427-7141
細部にまでこだわりが宿る逸品【ミューラル】
12オンスのムラ糸デニムを使用したミューラルの1本。「2重に連なったウエストベルトやフロントのタック、膝下から入ったフレアなど、デザインにこれでもかとこだわりが詰まった1本。ウォッシュド加工が施されているブラックも新鮮です」。
ミューラル(ハルミ ショールーム)
https://murral.jp/
03-6433-5395
美脚効果を狙える細身のフレア【ホリデイ】
ハイウエストスキニーのフレアシルエットはホリデイの定番。「長めに設定された股下やバックスリットなど、脚長効果を狙えるデザインが嬉しい! ボディスーツにシャツ、ビーチサンダルを合わせてヘルシーなスタイリングを楽しみたいです」。
ホリデイ
https://holiday-online.jp
03-6805-1273
PROFILE/仲子菜穂(なかこ なお)
飯島朋子氏に師事。ファッション誌、カタログをメインにトラッドなスタイリングを得意とする。3月に富士山の見える家に引っ越しをし、ステイホームもかねてネットで長く使える家具を物色中。
photography : kimyongduck, Natsumi Nakayama styling : Nao Nakako