「ファッションを愛する情熱は誰にも負けない!」、そんな熱い気持ちを胸に秘めた42名のおしゃれさんたちと、誌上パーティに参戦。とっておきに身を包み、装いも心もボルテージは最高潮。十人十色の着こなしスナップからファッションが持つエネルギーを感じて!
共通項は「服への愛」。開場を待つ8人
個性あふれるおしゃれさんが集まれば待合室のガーデンも一気に華やかに。それぞれのセンスで花を咲かせる
(右から)[AKARI/DEPTバイヤー/Instagram: @_____a_k_a_r_i_____]
普段からよく着るというアオザイを主役に。スエードのパンツとmiistaのブーツを合わせて民族服もモダンな表情に仕上げた。「今年は、春夏でもレザーを着たい気分! 透け感のあるキャミソールに、重みのあるボトムというバランスにトライしたいですね」
[記虎ミア/モデル/Instagram: @miakitora]
モデル業と並行してMartine roseのアジアセールスも担当する記虎さんはマニッシュな着こなしがトレードマーク。ピンクのセットアップはフィービー・ファイロ時代のセリーヌ。「Walter Van Beirendonckのインナー、ピンクサファイアのネックレスやJIWINAIAのイヤリングで"FUN"な要素を加えてみました」
[山瀬公子/les Briqu’a* braqueオーナー/Instagram: @casa_yama_]
「この春の気分はずばり"クイーン・エリザベスの普段着"。いつもと変わらず、自分にとってのスタンダードアイテムを大胆に着こなしたいです。手持ちのアクセサリーを総動員してbling blingに!」。自身が手がけるブランドMATRIOCHKAのスカートを主役にヴィンテージのシノワズリジャケットを潔く
[SAKURAI KANOKO/Oriens JOURNAL STANDARDバイヤー/Instagram: @_kanoco_sakurai_]
鮮やかな色と柄の掛け合わせが櫻井さんのトレードマーク。「毎日、カラフルにスタイリングしています。黒はほとんど使いません」。Oriens JORNAL STANDARDのジャケットにTACH CLOTHINGのミニドレスを合わせ、ヘルシーな肌見せをアクセントに
[吹上 恵/GIGINAオーナー/Instagram: @megumi_fukiage]
「今日のテーマはマイリトルポニー。pillingsのシースルーコートを主役に、他アイテムはヌーディなトーンでまとめました。胸元からのぞくyuhan wangの花柄ブラウスがネックレス代わり」。Simone Rochaのシェルバッグ、両手につけたバングルも、非日常的で夢のあるアイテム
[momoko/ショップスタッフ/Instagram: @mmk_yam]
パンキッシュなスタイリングは色使いで遊びを。Charles Jeffrey LOVERBOYのニット、OTTOLINGERのTシャツ、SAMUEL GUÌ YANGのフリンジベルトと新進気鋭のブランドを着用。「今気になるのはパンクとガーリーな要素の掛け合わせ。CHOPOVA LOWENAのプリーツスカートを狙っています!」
[Yunn/ヘアスタイリスト/Instagram: @i_am_yunn]
Molly Goddardのドレスの上に、Simone Rocha×H&Mのチュールトップスをレイヤード。「グリーンとピンク、春らしい色合わせにGANNIのブーツで変化球を。毎シーズン、チェックするブランドは、SHUSHU/TONGとAshLey WILLIAMS。スタンダードなものよりも、ひとクセあるアイテムに惹かれるんです」
[進 美影/デザイナー/Instagram: @mikageshin_official]
「パワーショルダーの袖に腕を通すと、気持ちを強く持てますよね。花と球根をモチーフにしたMIKAGE SHINのプリントドレスはフェミニンになりすぎないデザインを意識しました。Invisible, Visibleをテーマとした今季を象徴するテキスタイルです」。ドレスを着るときの足もとはチャンキーブーツが定番
いつものショップにおしゃれさん集合
東京&大阪のアンテナショップにはどんな人が集まるの? スタッフとお客さんがつくるスタイリッシュなコミュニティをのぞいてみた
meet me at[大阪]
(右から)[SACHIKO/meet me atオーナー/Instagram: @sachikop]
「寝ても覚めても可愛いA. ROEGE HOVEの服はお店のイチ押し。ドレスの上からパフスリーブを重ねて色と透け感を思いっきり楽しみました」
[moemi/学生/Instagram: @m_brack_]
yuhan wangのドレスを贅沢にレイヤードしたmoemiさん。「meet me atは来るたびに幸せな気持ちになるお店です。帽子を集めていて、ジャックムスのハットを狙っています」
[RAN/主婦/Instagram: @ran_m15]
「BATSHEVAのキラキラドレスは女性の憧れです!」。SAKS POTTSのインナーとタイツ、 PAULA CANOVASDEL VASのバッグと、小物類は白で揃え、グラフィカルなスタイルに
[mhey/ネイリスト・ショップスタッフ/Instagram: @m_h_e_y]
1階の系列店、RAVIRLEVANTで働くmheyさんは、yuhan wangがお気に入り。「一枚で完成する服が好き。今日はレギンスも重ねて総レースでまとめました」
心躍る"非日常"に出合えるショップ
ヴィンテージショップ、RAVIRLEVANTのオーナー兼バイヤー、SACHIKOさんが昨年3月にオープンしたセレクトショップ。「日常と非日常が出合う場所」をコンセプトに、A. ROEGE HOVEBATSHEVA、yuhan wang、naya rea、PAULA CANOVAS DEL VASなど、アップカミングなブランドを中心に買いつける。ロマンティックなテイストが魅力。セレクトの基準は、ずばり「ひと目惚れ」と話すオーナーのファッションに対する愛情が感じられるショップだ。
DATA
大阪府大阪市中央区西心斎橋2の1の12 アートプラザ01ビル 3F
meetmeat620@gmail.com
営業時間:13時〜18時
不定休
Instagram: @_meetme_at_
CLEOPATRA[大阪]
(右から)[JUNJI/CLEOPATRAショップディレクター/Instagram: @junjio]
FACCIESの開襟シャツとニットベスト、Sasquatchfabrix.のパンツで全体をベージュのワントーンで。「NICHOLAS DALEYのストラップで色をきかせてみました」
[なお/美容師]
「バイヤー、miyaさんのアドバイスが参考になります。カラフルな装いが気分。体型をカバーするSOLOVのスーツに、メッセージTシャツを合わせて」。BLANCのメガネもエッジィなアクセントに
[miya/CLEOPATRAバイヤー/Instagram: @miyacleopatra]
「この春は乙女心をくすぐるワンピースをたくさん着たいです!」。爽やかなグリーンにMARY AL TERNAのフリンジバッグでヒッピーライクな変化球を
[ゆきな/会社員/Instagram: @yukinakon]
「Mame Kurogouchiのジャケットは、振り切ったデザインにひと目惚れ!」。TANのタンクトップとスカートを合わせて、大人っぽくエレガントなスタイリングを構築した
今の気分をユニセックスで提案
大阪、東京で3店舗を展開するCLEOPATRAの路面店。メンズ、ウィメンズ複合店としてユニセックスで買い物が楽しめる。国内外から通が好むブランドをセレクト。なかでもおすすめは男女ともに人気が高いSasquatchfabrix.。アクセサリーブランドのラインナップも充実しておりMARIA BLACKは男性のファンも多い。安定した支持を集めるオリジナルブランドSOLOVの今季はパステルカラーを基調とした多幸感あふれるコレクション。
DATA
大阪府大阪市西区北堀江1の12の15
06-6534-0212
営業時間:13時〜19時
無休
Instagram: @cleopatra_on
THE FOUR-EYED[東京]
(右から)[泳思/ミュージシャン/Instagram: @yongsiseishi]
新たにスタッフの仲間入りをした泳思さんはAshLey WILLIAMSのセットアップで登場。「ハイネックのタンクやワイドパンツなど、’90sな着こなしが気分です」
[Ura/モデル/Instagram: @urasann]
「中国の友人のブランド、JOHNのパンツを主役に、GANNIのトップスで春らしいカラーリングに仕上げてみました」Y/PROJECTのローズイヤリングで華やかなウィットをきかせた
[渋川舞子/THE FOUR-EYEDディレクター/Instagram: @maikoshib]
「一枚で気分が上がるGANNIのドレス。春夏はロングドレスがたくさん着たいです」ネオンカラーの柄タイツにPAULA CANOVAS DEL VASのシューズを
[NTsKi/ミュージシャン/Instagram: @ntski]
2周年イベントではライブも披露したNTsKiさんは、paloma woolのトライバル柄がお気に入り。「舞子さんにジャケットのスタイリングをお願いした新作を近々リリース予定です!」
ここから広がるファッションの輪
感度の高いファッションキッズが足繁く通う新宿・歌舞伎町のセレクトショップ、THE FOUR-EYED。この春からは価格帯も魅力のpaloma woolを新規で取り扱い、ウィメンズも強化していく。20代を中心にロンドンブランド、NO DRESSも人気だとか。「若者にとって、おしゃれのステップアップをするときに訪れてもらえるようなショップでありたい」と話すディレクターの渋川さん。今年、オープン5周年を迎え、スペシャルイベントも企画中。
DATA
東京都新宿区歌舞伎町2の8の2 パレドール歌舞伎町1F
info@thefoureyed.shop
営業時間:11時〜21時
無休
Instagram: @the_foureyed
atelier ST, CAT[東京]
(右から)[野村仁美/MARTE・SYKIAデザイナー/Instagram: @hitominomura]
「しっとり仕上げた装いにBIGOTREのシルバーバッグでエッジをきかせました」。服はすべて自身が手がけるブランド、MARTEを着用
[清水亜樹/MALION vintageデザイナー/Instagram: @malion_vintage]
「ヴィンテージのネクタイをアップサイクルして作ったホルターネックとスカートをセットアップ風に」。ST, CATのフリンジイヤリングも華やぎを添える
[井上サキ/フリーランスPR/Instagram: @sakxxi]
ISABEL MARANT ÉTOILEのフリルブラウスをカラーパンツで辛口にスタイリング。「atelier ST, CATでは新しく発売されたルームドレスやマスクチェーンを狙っています」
[林 聖子/ST,CATデザイナー・アートキュレーター/Instagram: @payacat]
「髪を短くしてからドレスライクな着こなしが気分」。KHAITEのトップスにヴィンテージスカート、バッグはお店でも取り扱い中のremie studio
心地よさに包まれるギャラリーショップ
2020年11月に南青山へ移転し、リニューアルオープン。美しいジュエリーが並ぶ開放的なスペースでは、毎月アートエキシビションを開催する。4月からはキッズのセレクトショップスペース「THE SMALL ENOUGH BOUTIQUE」が併設され、セレクト雑貨も充実。大人気のハンドクラフトジュエリーのほか、ブライダル用のアクセサリーの貸し出しも行う。今春にデビューした着心地のよいオリジナルのルームドレス3型にも注目したい。
DATA
東京都港区南青山2の9の18 アクト青山ビル1B
info@st-cat.com
営業時間:13時〜18時、12時〜19時(土・日)
定休日:木曜
Instagram: @atelierstcat
仲よしグループで、架空のパーティへ
ついに誌上パーティの幕開け! 仲よしの友人や家族がそれぞれ自分流に着飾れば、おしゃれのシナジー効果が循環する!
(右から)[サクラ/バッグデザイナー/Instagram: @sakuchannel]
coperniのシャツとADAM SELMANのパンツでモードに。自身のブランド、KEYSTONEのキラキラバッグがスタイルを盛り上げる。
[和田ミリ/スタイリスト/Instagram: @miriwada]
COSMIC WONDERのピンクワンピースにgiu giuのネオングリーンのレギンスでビビッドなポイントを。「素足にサンダルが苦手なので、レギンスを合わせて肌が見えるバランスを調節しました」。Sister×PORTERのショルダーバッグ、MARLAND BACKUSのチョーカーネックレスなど、小物使いもぬかりなく
[SAKU/HYSTERIC GLAMOURプレス/Instagram: @sacuuuu]
ソニック・ユース柄のドレスをガウンのように羽織り、グランジムードにスタイリング。首元には大好きなロザリオネックレスを
[mannan/ショップスタッフ/Instagram: @mannanworld]
「私が働くショップ、ShuryでもKEYSTONEを販売しています」。ずっと愛用しているKittyで購入したドレスをitimiのタイダイタイツでアップデート
[田渕千里/ヴィンテージショップスタッフ/Instagram: @_tbc_cst_]
自身のヴィンテージストアをオープンするため、現在準備中という田渕さん。Roberta di Camerinoのドレスはさらっと一枚で。フルレングスの裾からさりげなくのぞくヒールシューズはドリス ヴァン ノッテン。「ドレスに黒髪だと甘くなりすぎるので、今日はエルメスのヴィンテージスカーフを頭に巻いています」
[井手寛恵/identオーナー/Instagram: @phiroe_firoe]
YOHEI OHNOのドレスにGIGINAで購入したVAVA DUDUのジャケットを。「存在感のある主役級アイテムをコーディネートに集約させました。ドレスアップは潔く! オケージョンの際は、ドレスやセットアップでシンプルにスタイリングすることが多いです」。モダンなシルバーネックレスは8UEDEのもの
[若井ちえみ/duftオーナー/Instagram: @chiemiwakai_duft]
会場に色とりどりの花を活ける花店duftの若井さん。「仕事中は動きやすく、かつテンションが上がる服を選びます。腕を通すだけで背すじが伸びるようなドレスはKALMAで購入したヴィンテージ。全面に描かれたプリントにひと目惚れしました」。エルメスのシルバーネックレスもスタイリッシュな華やぎを添える
[菊池 陸/美容師/Instagram: @amqyori_]
「スーツとシャツはジョン ローレンス サリバン。ブレスレットとシャツのパール使いで、ジャケットスタイルを自分らしく着こなしました」。日頃からウィメンズのアイテムも臆せず取り入れるという菊池さん。花柄アイテムやフリルスカートのスタイリングもお手のもの! ジェルネイルも欠かさず、ゴールドが最近のお気に入り
[影山 薫/美容師/Instagram: @_bk_kd_]
菊池さんのお買い物友達の影山さんは、LITTLEBIGのシャツにオーバーサイズのジャケットを。「上下のトーンを合わせて、セットアップ風にまとめました」
[MANON/モデル・アーティスト/Instagram: @je_suis_manon2]
「マリアンナ、まるのふたりと遊ぶときは、古着店で買い物したり、カフェでひたすらしゃべったり」。3人をつなぐ共通項はガーリー・パンクなファッションだ。「髪をハイトーンにしてから、コーディネートもプレイフルに変化した」というマノンさん。トップス、スカート、ソックスはすべてJennyFax。ブルーヘアとリンクするソックス使いもポイントだとか。「パラパラにハマっているので、1990〜2000年代のギャルを意識したコーディネートにも挑戦したい」
[関マリアンナ/モデル/Instagram: @marianna_seki]
「パーティにあえてジャージを選んで自分らしく! ドレススタイルでも足もとはスニーカーがマイルールです」。最近カラーチェンジした赤毛のボブヘアにはSimone Rocha×H&Mのヘアアクセサリーを。ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソンのチェーンバッグでパンクなエッセンスもひとさじ
[野内まる/モデル・イラストレーター/Instagram: @maru_nouchi]
「最近集めてるんです」という耳つき帽子はVivienne Westwood。「今日のスタイリングのテーマはずばりネオガーリーパンク! ハードなイメージが強いパンクスタイルを、明るいカラーリングで表現しました。ゴスっぽいファッションも気になっています」。よく行く古着店は高円寺のMECHA
[MARIKO/モデル/Instagram: @mariko_h_n]
昨年、第一子を出産したMARIKOさんは家族で登場。「doubletのギフトラッピング柄シャツで、パーティ感を盛り上げました。今までオーバーサイズが多かったのですが、最近は大人っぽく洗練されたシルエットに惹かれます」。ショートヘアの耳もとを飾るTOGA PULLAのピアスも存在感抜群。UNTISHOLDの靴で引き締めて
[KULO/モデル・キャスティングディレクター/Instagram: @k_kuroyanagi]
ラコステのパンツと古着のTシャツを合わせて、「オールホワイトのクリーンなストリートスタイルに仕上げました」MARIKOさんと同じくdoubletのグレーのカーディガンがポップでプレイフルなアクセント。バイカラーのシューズはボッテガ・ヴェネタで購入した
[畑中永遠/GR8ショップスタッフ/Instagram: @t_w721]
若手ブランドを中心にスタイリングした、GR8の次世代を担うスタッフのひとり。「BOTTERのストライプシャツを主役に全身を爽やかな配色で」
[Takahiro/GR8ショップスタッフ・モデル]
「春はシャツを取り入れたスタイリングが気になります」。プリントが目を引くCasablancaのシャツにWALES BONNERのパンツを
[高橋悠介/GR8ショップスタッフ/Instagram: @psojmt]
DELADAのカーディガンに同ブランドのつけ袖をレイヤード。「モノトーン基調の装いにMAGLIANOのパンツで春らしい色みを加えてみました」
SOURCE:SPUR 2021年7月号「誌上パーティスナップ開催」
photography: Toshio Ohno〈L MANAGEMENT〉,KAOLI ARAI, Anna Miyoshi hair & make-up: Momiji Saito〈eek〉 flower styling: Chiemi Wakai〈duft〉 edit: Sakiko Fukuhara