日差しがまぶしくなる季節には、カラフルで開放感のあるデザインがよく似合う。デシグアルと、パリを拠点に活躍するコロンビア人デザイナー、エステバン・コルタザールとのコラボレーションは、そんな夏気分のアイテムが満載。コレクションのインスピレーション源になったのは、コルタザールが幼少期を過ごしたマイアミのサウスビーチ。90年代のサウスビーチはアート、音楽、ファッションシーンにおいて創造性にあふれ、多彩でユニークな才能を持った人が集まる場所だった。シャツやデニムなどのデイリーウェアに当時のエネルギッシュな空気を宿し、モダンなサマースタイルを演出する。
エステバン・コルタザールが誘う、アーティな夏
コレクションの主役となるプリントは、ふたりのアーティストの作品をフィーチャー。ひとりはコルタザールの父親で、シュルレアリスムの芸術家であるヴァレンティノ・コルタザール。鮮やかな色使い、キスをモチーフにした作品で知られ、90年代にマイアミのヒップなカフェ「News Cafe」の上にスタジオを構えていた。もうひとりはストリートフォトグラファーのアンディ・スウィート。70年代に活躍し、狂騒的な90年代が訪れる前夜のサウスビーチのコミュニティを撮り続けた。マイアミのジョイフルな雰囲気をエステバン・コルタザールが得意とするカジュアルシックに解釈し、デニムやワンピース、小物までデイリーに活躍してくれるアイテムをラインナップ。上品さと大胆さを兼ね備えたコラボレーションコレクションが、まとうだけで心にときめきをあたえてくれる。
愛に満ちた、ラテンのエッセンスを凝縮
ヴァレンティノ・コルタザールがサウスビーチで描いた作品「エル・ベソ」を全面にプリントした、アーティスティックなワンピース。90年代のムードを感じる力強いグラフィックがファッションの楽しさを再認識させてくれる。エステバン・コルタザールのルーツであるラテンらしい陽気な気分になれる色彩を使いながら、キャミソールストラップや裾にあしらったレースのディテールでエレガントに仕上げた。ワンピースが作られる工程では化学物質、水の使用量、エネルギーの削減に努め、エコフレンドリーな試みも。一枚で存在感があるワンピースだからアクセサリーは最小限に、シンプルな足元にまとめて肩肘張らずに着こなしたい。
色褪せないオプティミスティックな思い出
ストレートデニムをキャンバスに見立て、アンディ・スウィートの写真をコラージュ。プリントされているのは70年代にサウスビーチで撮影された作品で、地元のビーチやアイコニックなホテルなどピースフルな光景から当時の様子が蘇るよう。デニムに施された淡いウォッシュ加工と相まってヴィンテージ感を漂わせている。シルエットはハイウエストのマムジーンズタイプで、ジェンダーレスな仕様。ほどよいゆとりで快適にはけるのも嬉しい。環境負荷低減にも取り組んでいて、デニムの購入がサステイナブルなコットン栽培の支援につながり、エコに貢献することができる。
そんな当コレクションのアイテムはデシグアル ストア ハラジュクをはじめ、デシグアル 東京 銀座中央通り、さらに今年の４月に移転オープンを果たし、アートギャラリーのようにアイテムが華やかに並ぶデシグアル 大阪心斎橋に加え、公式オンラインストアでも発売中！
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（LOOK1 ワンピース）ワンピース￥25,900／デシグアル・その他／スタイリスト私物・（LOOK2 キャミソール・シャツ）キャミソール￥12,900・シャツ￥15,900／デシグアル・その他／スタイリスト私物・（LOOK3 デニム）デニム￥21,900／デシグアル・その他／スタイリスト私物
photography & movie: Kodai Ikemitsu〈TRON〉 styling: Mayu Yauchi hair&make-up: Taro Yoshida〈W〉 model: Kiko Arai text: Momoko Yokomizo movie edit: Tatsushi Ko〈zona〉
