９月はスタイリング力強化月間。難解トレンドを攻略する

ロングジョンにはベーシック服をレイヤリングする

首もとから腕、足首まで、全身をくまなく覆い、衣服の新しい可能性を感じさせる「ロングジョン」。冒険心を備えたアイテムこそ、レイヤードするのはベーシックなシャツやプリーツスカートで。ポップなのに品がある、絶妙なバランスが完成。

ベストはジオメトリック柄をモダンに着こなす

（上）ともすればコージーになるニットベストは、グラフィカルなジオメトリック柄を選ぶのがモードに着こなす第一条件。甘さのあるタイつきブラウスとクールなショートパンツでモダンに昇華。
ベスト￥74,800・シャツ￥66,000・タートルネックトップス￥79,200・パンツ￥71,500・ソックス￥7,480・靴￥85,800／PARAGRAPH CO.LTD.（プラン シー）　レギンス￥17,050／フィルグ ショールーム（シモーネ ワイルド）　ピアス￥27,500／ジェムプロジェクター（バー ジュエリー）

（下）黒を基調にしたカラフルなベスト。主張の強いアイテムを引き立てつつ、エレガントな魅力を添える黒いシャツドレスにレイヤードをして。ベスト以外を黒でまとめることで、ソリッドなスタイリングに。柔らかなプリーツの上にタイトなミニスカートをはき、緊張感をひとさじ。
ベスト￥92,400・ドレス￥163,900・タートルネックトップス￥64,900・ミニスカート￥64,900・ピアス￥71,500・ソックス￥8,800・靴￥104,500／イザ（パトゥ）

ミニボトムにはニーハイブーツを合わせる

（右）今季のスマッシュヒットであるミニボトムとニーハイブーツは相性抜群。チェックのミニドレスとフューチャリスティックに輝くブーツとの対比がユニーク。
ドレス￥188,100・ブーツ￥171,600・アウター￥188,100・タートルネックトップス￥82,500／ステラ マッカートニー カスタマーサービス（ステラ マッカートニー）　ピアス￥13,200／スティーブン アラン トーキョー（レイチェル コーミー）

（左上）サイドにカットアウトのあるスペーシーなミニスカートには、あえて太いシルエットが特徴のカジュアルなブーツを。アンバランスがちょうどいい。
スカート￥81,400・ブーツ￥167,200・ジャケット￥124,300・中に着たジャケット￥60,500・ピアス￥39,600・帽子￥18,700／エドストローム オフィス（クレージュ）　レギンス￥17,050／フィルグ ショールーム（シモーネ ワイルド）

（左下）シアーニットのセットアップと、マットな質感のニットブーツを合わせて。体にフィットするシルエットが新鮮。
トップス￥70,400・スカート￥25,300／フィルグ ショールーム（エ ローエ ホーベ）　ブーツ￥132,000／ドゥーズィエム クラス シンジュク（NEOUS）　ブラウス￥23,100／イウエン マトフ 横浜店（イウエン マトフ）　ピアス￥75,900／エスケーパーズ オンライン（ソフィー ブハイ）

テカテカパンツが一本あればネオコンサバ・スタイルが完成する

（右）今季の新定番ボトムに躍り出たグロッシーに光るパンツ。ニットアンサンブルをモードに磨き上げる。
パンツ￥74,470／ヒラオインク（ナヌーシュカ）　ニット（ブラトップつき）￥89,100／アデライデ（ROKH）　つなぎ合わせてネックレスにしたブレスレット（ゴールド）￥203,500・（シルバー）￥152,900／トムウッド プロジェクト（トムウッド）　ソックス￥7,150／フィルグ ショールーム（シモーネ ワイルド）　靴￥102,300／GGR JAPAN（ジャンヴィト ロッシ）　グローブ／スタイリスト私物

（左）右の写真と同じパンツをジャケットに合わせて。パワーショルダーかつタイトシルエットのエレガントな一着を、力強いスタイルに押し上げているのが、パンツの存在感。＂コンサバティブは守りに入ることではない＂と証明するルックに。
パンツ（右と同じ）・ピアス￥55,660／ヒラオインク（ナヌーシュカ）　ジャケット￥110,000／アダム エ ロペ（ヴェロニク ルロワ）　トップス￥115,500／ビオトープ（ケイト）　サングラス￥42,900／CLIFF co.ltd.（FUMIKA_UCHIDA）

SOURCE：SPUR 2021年10月号「難解トレンドを攻略する」
photography: John Clayton Lee 〈home agency〉　styling: Fusae Hamada　hair: Kazuhiro Naka 〈KiKi inc.〉　make-up: TAKENAKA　model: Hiromi Ando, AOI