エディターが一目惚れ！ アウトドアの技術をモードに進化させた、ディーベックのアーバンスタイル

超軽量の折り畳み傘がクチコミでも大人気のD-VEC（ディーベック）。実はフィッシングブランドのDAIWA（ダイワ）を中心に展開するGLOBERIDE（グローブライド）が2017年にスタートした、唯一無二のプレミアムアパレルブランドだ。アウトドアのシーンで培ってきた技術とノウハウを、都会のライフスタイルに落とし込んだアイテムはデイリーに大活躍。今回はSPUR.JPエディターがショールームにお邪魔して、リアルな試着レポートをお届け。

今シーズンのテーマは、“歪み”や“錯覚”を意味する「distortion（ディストーション）」。レザーを特殊技術でボンディング加工した「ダイニーマ®ボンデッドレザー」など機能的な素材を採用し、自然と都会に溶け込むアイテムを完成させた。あらゆる常識を覆す、斬新なクリエーションに国内外から注目が集まっている。

「このジャケットは一見メルトンなのに、実はウレタンフォームをボンディングした生地。すごく軽くてやわらかい。重いアウターを着るのには覚悟が必要だけど、これなら身軽に出かけられます。脇下のハトメのベンチレーションとメッシュの裏地との効果で、冬場に汗をかいても快適に過ごせそう」

また、フィッシングベストのようなマチ付きの中折れポケットがついているのもポイント。「スマホのバッテリーとか必要なものを入れられるから、仕事の荷物が多い時も重宝しそうです。こういったディテールが、さすがフィッシングブランド！」

はっ水糸を使ったニットウェアはディーベックの定番アイテム。このフィッシャーマンニットは、ブランド独自のはっ水糸にウールを40%以上使用している。保温性も高く、肌触りの良さも魅力。伝統的な編み地の立体感がアクセントになった美しい一着に仕上がった。

「デザイナーズブランド出身のデザイナーがディレクションを手がけているだけあって、深い黒の色味への強いこだわりを感じますね。はっ水糸なので、水滴を垂らしてみても表面で弾くのがすごい！ これなら飲み物をこぼしてしまっても大丈夫。小雨の中、オフィスからランチを買いに出かける時でも、このニットなら安心です。ほっこり感も絶妙ですね」

ボトムに合わせたスカートは、後ろから見るとパンツのようになっているユニークなデザイン。モードな佇まいが視線を集めそう。また、下に重ねたブラウスはハイストレッチ素材で、大きく重ねたバックベンツが優雅に揺れる。

こちらのジャカードニットも撥水糸を使用したもの。釣り竿とバケツを持った少年のキャラクターをあしらった、レトロな雰囲気が目を引きそう。ポリエステルの柔軟性と光沢感、そしてウールの弾力性とふくらみを併せ持った上質な仕上がりとなっている。アイテムはすべてユニセックス展開となっているので、ざっくりとしたルーズシルエットが楽しめる。

「抗ピル加工が施されているので、毛玉（ピリング）ができにくいっていうのは魅力ですね。どうしてもニットはバッグが擦れる場所に毛玉ができてしまいがち。手入れが簡単なのは嬉しいです」

ボトムに合わせたのは、傘の形状をインスピレーション源に三角形を元にしたパターンから作られたスカート。裾のボタンを留めると、パンツのようなシルエットに変化する。

「釣りとファッションがこんなに好相性だなんて。どのアイテムも軽くて動きやすいし、モダンなデザインも素敵。これからは雨の日も風の日も、自分らしいスタイルが楽しめそうです」

INFORMATION

photography：Kiyono Hattori　text：Fuyuko Tsuji