フレンチシックの流れから、旬な小物としてベレー帽に再び注目が。一見真面目な彼女は、ベリーグッドに取り入れる。その実、反骨精神を宿した本心をディテールからのぞかせる。
清楚に見えて心はアクティブ
スカラップカラーのワンピースにサーマルを合わせた、上品かつカジュアルな優等生ルック。シンプルなベレー帽だからこそ際立つ淡いブルーの色みが、彼女の知性を物語っている。
懐かしのスポーツテイストをミックス
バスクベレーの代表格、ロレールのネイビーを加えれば、文化系スタイリングが即座に完成する。
プレッピーなドレスアップは艶を重視
総スパンコールが華やかなポロニットドレスを主軸にしたおめかしコーディネート。王冠形のレザーベレー帽がモードなスパイスに。
80年代風味のいたずら心を忍ばせて
優等生の仮面をはずすときは、何にも染まらない白のベレー帽で意思表示を。
ストリートな装いをフォーマルなデザインで裏切る
ポップコーンツィードのノーカラージャケットとナイロンアノラックを掛け合わせたアウトドアミックス。可憐さとスポーティさがせめぎ合うスタイリングに、意表をつくドレッシーな帽子が優等生の秘めたる欲望をカムフラージュする。
ジップつきベレーで今宵は不良少女
エッジのきいたデニムのセットアップに、ハードな印象のジップベレー帽をプラス。クールな内面に呼応するデザインに、モード心も託して。
SOURCE:SPUR 2022年2月号「ベレーグッドな優等生」
photography: Reiko Toyama styling: Naomi Shimizu hair: HORI 〈BE NATURAL〉 make-up: Kie Kiyohara 〈beauty direction〉 model: Senping