作品と対話し作り手に想いを馳せる
お気に入りを愛でるのは、アーティストにとって大切な時間。
(左・上)ジル サンダーのコンセプトは「都会から抜け出した生活」。アーシーな雰囲気漂うレザーのポインテッドシューズは、結び目のディテールから人の手の温かみが感じられる。
靴¥86,900/ジルサンダージャパン(ジル サンダー+ バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー)
(左・下)ホワイトシェルのピアスは星と月のモチーフが幻想的。スコットランドのジュエリーデザイナー、グレイン・モートンが一点一点手作りで製作する。
ピアス¥88,000/ロンハーマン(グレイン モートン)
(下)エクリュ色トップスに、スペインのブランド、Tiscar Espadasのデザイナーによるドローイングが描かれたつけ襟を合わせて。ジーンズはウィリアム・モリスの意匠がベースとなった紋様を、ヴィンテージのデニムにプリントしたクラフト・タッチな一本。
トップス¥112,200/THE WALL SHOWROOM(ジア スタジオ) ジーンズ¥46,750/High and Seek つけ襟¥39,600/KALMA(ティスカル・エスパダス) 右手につけた4連リング¥253,000/サザビーリーグ(スピネリ キルコリン)
(左下)漆塗りの技法、「乾漆」を用いたバッグはオーストリアのバッグブランド、サガン・ヴィエンナから。輪島の漆芸家、桐本滉平氏の協力のもと、印籠を着想源に、3Dプリンターで型を作成。伝統と最新技術の共演で粋な佇まいが生まれた。
バッグ¥135,300/サガン・ヴィエンナ
日常のなかで、私の瞳に映るもの
クラフトワークは、自然と同じように彼女の心を潤す。
(上)手仕事を賛美するコレクションを発表したトッズ。リネン混コットンのプリーツドレスの縁は、レザー製品に施すのと同じ手法で職人がていねいに白く染め上げた。
ドレス¥240,900/トッズ・ジャパン(トッズ)
(左上)ドワはフランス語で"指"を意味する日本のブランド。デッドストックや古いパーツを現行の素材と織り交ぜてコレクションを展開する。イエローのヴィンテージハットに、ミモザのようなパーツを装飾。帽子¥38,500/アリス デイジー ローズ(ドワ) 椅子¥495,000/es quart
(左中)ベルリンを拠点とするフランス人デザイナー、ルウ・ド・ベトリイが手がけたビーズのベスト。カオス、シュールレアリスム、ノスタルジア、デカダンスを着想源に、一点ものの作品を手がける。スワンやハートのモチーフがアイキャッチー。
ベスト¥148,500/GIGINA(Lou de Bètoly)
(左下)イタリアのブランド、コルヴィルからシグネチャーのストライプニットがポンチョになって登場。ピッチの異なるカラフルなストライプ柄は、メキシコの職人たちが手で織り上げたもの。ビーズネックレスやバングルを合わせて華やぎを添えて。
ポンチョ¥157,300・中に着たニット¥92,400/コロネット(コルヴィル) ニットパンツ¥34,100/THE WALL SHOWROOM(イロット) ネックレス¥45,100/エストネーション(エンラセ) バングル(上から)¥38,500・¥27,500・¥49,500/KALMA ピアス¥71,500/アンブッシュ® ワークショップ(アンブッシュ®)
SOURCE:SPUR 2022年4月号「まだまだ続く、クラフト熱」
photography: Yuji Watanabe 〈Perle〉 styling: Mayu Yauchi hair: Hirokazu Endo 〈ota office〉 make-up: Dash model: Emily Iredia edit: Kaeko Shabana special thanks: Yoshihisa Inoue〈Gallery Furaigama〉